2024年12月16日
12月15日(日) 庄司山(納会)
2024年、納めの山行は恒例の函館市庄司山(570.3m)。低気圧の接近で昼前から雪が降る予報であったが、大きな崩れにはならないことを期待して実施した。参加は21名。
車で函館市亀田中野町の蒜沢川南方農道の終点(C250付近)、送電線を潜った先の通称「送電線コース」登山口前まで入る。既に車2台が停まっていた。駐車地点から函館山が望めた。空はまだ明るい。

積雪深は20cm程度で、各自スノーシュー、軽アイゼン・チェーンスパイク、ピン付長靴など、好みの足まわりを整える。人数を確認して、9時45分に出発。

しばらくは蒜沢川左岸を緩く登っていく。先行パーティの踏み跡があり、楽をさせてもらった。新雪が付着した樹木の枝が美しい。

樹林の間から庄司山の頂上方面が見えた。

枝を広げたミズナラの樹幹に付着した雪の造形。

30分少々で蒜沢川右岸から辿るコースとの三叉路(C330)に到着して、休憩をとる。この付近に「亀田村」標柱がある。「亀田村」は1902年(明治35年)4月に、亀田村、鍛冶村、神山村、赤川村、桔梗村、石川村が合併して新たな亀田村が成立し、1962年(昭和37年)1月に町制施行で「亀田町」になるまで、村として存在した。

三叉路から左カーブを辿ると、つづら折りの登りが始まる。

雪を被ったオヤマボクチ(雄山火口)のドライフラワー。

サラシナショウマ(晒菜升麻)の花穂も見かけた(ピンボケで失礼)。

このつづら折りの山道には、曲がり角が5箇所ある。最後の角を過ぎて、尾根に向かって上がる。

C503の尾根に上がったところで、下山してきた元気な男女8人グループとすれ違い、言葉を交わした。
尾根道を登っていく。左から西風が吹き付けたため、樹木の左側に雪が付いている。

11時15分、頂上の三吉(みよし)神社前に到着。

まだ展望が効いたので、陽が射して光る津軽海峡と函館市街地(湯川方面)を撮る。

足元には新中野ダム湖。

三吉神社の前で、今年最後となる全体集合写真に納まる。

神社の前で納会恒例の「南瓜入り汁粉」作りを始めようとしたら雪が降り始め、風も強くなってきた。レーダー画像を確かめたら、低気圧に伴うまとまった雪雲がすぐ近くまで来ていたため、汁粉作りは三叉路に下りて行うことにした。
希望者5人は、北東の尾根続きにある「奥の院」大岩の祠に向かい、10分ほどで到着。

大岩の東陰に安置された弘法大師御堂の内部を拝観した。

同じく不動明王祠の内部。ともに、扉をきちんと閉めてきた。

頂上に戻ると、まだ展望が得られた。函館山方面をズームアップ。

湯川温泉街。画像左側の海岸近くに見える白い帯は函館空港の滑走路。

三吉神社の鳥居と可愛らしい祠。祠には秋田市内に鎮座する山岳信仰の三吉神社総本宮(郊外の太平山頂上[1170.4m]に奥宮)の守護神である三吉霊神(みよしのおおかみ)が祀られており、昔、戦争に行った息子さんの安息を願った母親が、息災であるようにと煙管を、怪我なく歩けるようにと鉄の草鞋を祀ったという。
昨年(2013年)の6月11日に訪れた秋田県太平山の様子は、こちらをクリック(タップ)してご覧ください。


大岩の祠に行かなかった16名は三叉路まで下がり、雪降りの中で「南瓜入り汁粉」作りを始めていた。心配した風は、ここでは幸いに弱かった。

小豆餡を湯で溶いて温める。

白玉餅も温める。

暖かくて甘いお汁粉が出来上がった。各自が持参したカップに、小豆餡と南瓜2切れをよそう。

温まった白玉餅を7切れずつ配る。

いただきま~す! いただいてま~す! お代わりもできた!


13時ちょうど、駐車地点に到着して下山を終了。喫茶店を営むSさん夫妻からホットコーヒーが振る舞われ、プロの味を堪能した。Km会長から一年の息災に感謝し、来年も良い山行に恵まれるよう祈念する挨拶、Ay事務局長から2024年山行実績まとめの報告などがあり、現地で解散した。
「南瓜入り汁粉」作りには、小豆餡を購入してきた人、南瓜を寄付して下さった人、南瓜を切って茹でてきた人、白玉餅を購入して切ってきた人、ガスストーブの風除けを作ってきた人、湯や材料、コッヘル・ガスストーブ・ガスカートリッジを運んだ人など、全員の協力がありました。ありがとうございました。
汁粉代として一人120円をいただきました。会計報告は「しぇら」2月号に掲載します。
また、今年も駐車スペースの刈り払いと、頂上までの登山道の笹刈りがなされていました。幅広く刈ってあるので、雪の重みで笹が倒れても歩く道までは届かず、快適に頂上まで歩けました。笹刈りをして下さったTさんに、改めて感謝いたします。
皆さま、良いお年をお迎えください!
車で函館市亀田中野町の蒜沢川南方農道の終点(C250付近)、送電線を潜った先の通称「送電線コース」登山口前まで入る。既に車2台が停まっていた。駐車地点から函館山が望めた。空はまだ明るい。

積雪深は20cm程度で、各自スノーシュー、軽アイゼン・チェーンスパイク、ピン付長靴など、好みの足まわりを整える。人数を確認して、9時45分に出発。

しばらくは蒜沢川左岸を緩く登っていく。先行パーティの踏み跡があり、楽をさせてもらった。新雪が付着した樹木の枝が美しい。

樹林の間から庄司山の頂上方面が見えた。

枝を広げたミズナラの樹幹に付着した雪の造形。

30分少々で蒜沢川右岸から辿るコースとの三叉路(C330)に到着して、休憩をとる。この付近に「亀田村」標柱がある。「亀田村」は1902年(明治35年)4月に、亀田村、鍛冶村、神山村、赤川村、桔梗村、石川村が合併して新たな亀田村が成立し、1962年(昭和37年)1月に町制施行で「亀田町」になるまで、村として存在した。

三叉路から左カーブを辿ると、つづら折りの登りが始まる。

雪を被ったオヤマボクチ(雄山火口)のドライフラワー。

サラシナショウマ(晒菜升麻)の花穂も見かけた(ピンボケで失礼)。

このつづら折りの山道には、曲がり角が5箇所ある。最後の角を過ぎて、尾根に向かって上がる。

C503の尾根に上がったところで、下山してきた元気な男女8人グループとすれ違い、言葉を交わした。
尾根道を登っていく。左から西風が吹き付けたため、樹木の左側に雪が付いている。

11時15分、頂上の三吉(みよし)神社前に到着。

まだ展望が効いたので、陽が射して光る津軽海峡と函館市街地(湯川方面)を撮る。

足元には新中野ダム湖。

三吉神社の前で、今年最後となる全体集合写真に納まる。

神社の前で納会恒例の「南瓜入り汁粉」作りを始めようとしたら雪が降り始め、風も強くなってきた。レーダー画像を確かめたら、低気圧に伴うまとまった雪雲がすぐ近くまで来ていたため、汁粉作りは三叉路に下りて行うことにした。
希望者5人は、北東の尾根続きにある「奥の院」大岩の祠に向かい、10分ほどで到着。

大岩の東陰に安置された弘法大師御堂の内部を拝観した。

同じく不動明王祠の内部。ともに、扉をきちんと閉めてきた。

頂上に戻ると、まだ展望が得られた。函館山方面をズームアップ。

湯川温泉街。画像左側の海岸近くに見える白い帯は函館空港の滑走路。

三吉神社の鳥居と可愛らしい祠。祠には秋田市内に鎮座する山岳信仰の三吉神社総本宮(郊外の太平山頂上[1170.4m]に奥宮)の守護神である三吉霊神(みよしのおおかみ)が祀られており、昔、戦争に行った息子さんの安息を願った母親が、息災であるようにと煙管を、怪我なく歩けるようにと鉄の草鞋を祀ったという。
昨年(2013年)の6月11日に訪れた秋田県太平山の様子は、こちらをクリック(タップ)してご覧ください。


大岩の祠に行かなかった16名は三叉路まで下がり、雪降りの中で「南瓜入り汁粉」作りを始めていた。心配した風は、ここでは幸いに弱かった。

小豆餡を湯で溶いて温める。

白玉餅も温める。

暖かくて甘いお汁粉が出来上がった。各自が持参したカップに、小豆餡と南瓜2切れをよそう。

温まった白玉餅を7切れずつ配る。

いただきま~す! いただいてま~す! お代わりもできた!


13時ちょうど、駐車地点に到着して下山を終了。喫茶店を営むSさん夫妻からホットコーヒーが振る舞われ、プロの味を堪能した。Km会長から一年の息災に感謝し、来年も良い山行に恵まれるよう祈念する挨拶、Ay事務局長から2024年山行実績まとめの報告などがあり、現地で解散した。
「南瓜入り汁粉」作りには、小豆餡を購入してきた人、南瓜を寄付して下さった人、南瓜を切って茹でてきた人、白玉餅を購入して切ってきた人、ガスストーブの風除けを作ってきた人、湯や材料、コッヘル・ガスストーブ・ガスカートリッジを運んだ人など、全員の協力がありました。ありがとうございました。
汁粉代として一人120円をいただきました。会計報告は「しぇら」2月号に掲載します。
また、今年も駐車スペースの刈り払いと、頂上までの登山道の笹刈りがなされていました。幅広く刈ってあるので、雪の重みで笹が倒れても歩く道までは届かず、快適に頂上まで歩けました。笹刈りをして下さったTさんに、改めて感謝いたします。
皆さま、良いお年をお迎えください!