2020年06月22日
6月21日(日) 駒ヶ岳
北海道が移動性高気圧に覆われた爽やかな夏至の日、馴染みの駒ヶ岳で初夏の山野草をゆっくりと観察した。また、ごみ拾いも行った。参加は22名。
赤井川コース六合目駐車場に集合。すでに多くの車が停まっていた。鋭い剣ヶ峯と丸い円山を見上げながら、ゆっくりと登り始める。

早速、ベニバナイチヤクソウが見られた。

ミネヤナギは果実が裂開して綿毛状になっている。

ドロノキの果穂(かすい)。これも成熟すると裂開して綿毛をまき散らす。

火山噴出物が堆積し、流水で洗堀されて歩きにくい道を、山野草やごみを探しながら登る。

八合目で休憩。振り返ると、大沼・小沼から横津岳、函館山や当別丸山の展望が素晴らしい。


麓では花の時期を終えたタニウツギが、ここでは勢いよく咲き誇っている。馬ノ背の近くには、まだ蕾の株もあった。

到着した馬ノ背(≒C900)では、多くの登山者が思い思いに休んでいた。家族連れで子供の姿も多い。剣ヶ峯(1,131m、手前斜面の中腹に気象庁の監視カメラあり)と円山(頂上に北海道大学?の監視カメラあり)を仰ぐ。
気象庁火山監視カメラの画像(2分間隔の静止画)は一般に公開されているので、出かける前に山の天気が確認できる。こちらからどうぞ。

火口原をはさんで、北に砂原岳(1,112.2m)。

南東に隅田盛(892.2m、頂上に国土地理院の観測施設あり)。

以下、これから開き始める花、旬を迎えた花、最盛期を過ぎた花の姿をどうぞ。
まず、馬ノ背のハイマツの下に茎を伸ばしていたクモキリソウ(花はこれから)。
![クモキリソウ[花はこれから] クモキリソウ[花はこれから]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-L%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%A6%5B%E8%8A%B1%E3%81%AF%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%5Dk.jpg)
エゾイソツツジ。

マルバシモツケ。

ミヤマオダマキ。

ノウゴウイチゴ。

イワヒゲ。

ナガバツガザクラ。

イワブクロ(タルマエソウ)。

ミヤマザクラか?

この日は本来であれば北海道勤労者山岳連盟一斉の「クリーンハイク」予定日であったが、新型コロナウイルス感染防止のため、広く呼びかけた行事は中止になった。今回は当会独自の「クリーンハイク」も兼ねて、コース途中と馬ノ背で「ごみ拾い」を行った。馬ノ背でごみ探しに散らばるメンバー。

馬ノ背でガラス破片を拾うメンバー。
![馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片] 馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-V%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E9%A6%AC%E3%83%8E%E8%83%8C%E3%81%A7%E3%81%94%E3%81%BF%E6%8B%BE%E3%81%84%5B%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E7%A0%B4%E7%89%87%5Dk.jpg)
拾ったごみを六合目駐車場に下ろした。ごみの種類はガラス破片が多い(かなり古いと思われる一升瓶かビール瓶のなれの果てか)。駐車場すぐ上の休憩所にも、誰かが集めておいてくれたガラス瓶類のひと袋があった。そのほかはジュースの缶やプルタブ、弁当の飾りなどで、マスクとティッシュペーパーは時節がら慎重に扱った。総重量は感覚で3kg弱であった。これらのごみはメンバーが持ち帰り、家庭ごみとして処理してもらった。
![拾い集めたごみ[3kg弱] 拾い集めたごみ[3kg弱]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-W%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E6%8B%BE%E3%81%84%E9%9B%86%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%94%E3%81%BF%5B3kg%E5%BC%B1%5Dk.jpg)
爽やかな初夏の一日、のんびりと景色を眺め、ゆっくりと山野草を愛で、すっきりと環境美化に努めた有意義な山行であった。
赤井川コース六合目駐車場に集合。すでに多くの車が停まっていた。鋭い剣ヶ峯と丸い円山を見上げながら、ゆっくりと登り始める。

早速、ベニバナイチヤクソウが見られた。

ミネヤナギは果実が裂開して綿毛状になっている。

ドロノキの果穂(かすい)。これも成熟すると裂開して綿毛をまき散らす。

火山噴出物が堆積し、流水で洗堀されて歩きにくい道を、山野草やごみを探しながら登る。

八合目で休憩。振り返ると、大沼・小沼から横津岳、函館山や当別丸山の展望が素晴らしい。


麓では花の時期を終えたタニウツギが、ここでは勢いよく咲き誇っている。馬ノ背の近くには、まだ蕾の株もあった。

到着した馬ノ背(≒C900)では、多くの登山者が思い思いに休んでいた。家族連れで子供の姿も多い。剣ヶ峯(1,131m、手前斜面の中腹に気象庁の監視カメラあり)と円山(頂上に北海道大学?の監視カメラあり)を仰ぐ。
気象庁火山監視カメラの画像(2分間隔の静止画)は一般に公開されているので、出かける前に山の天気が確認できる。こちらからどうぞ。

火口原をはさんで、北に砂原岳(1,112.2m)。

南東に隅田盛(892.2m、頂上に国土地理院の観測施設あり)。

以下、これから開き始める花、旬を迎えた花、最盛期を過ぎた花の姿をどうぞ。
まず、馬ノ背のハイマツの下に茎を伸ばしていたクモキリソウ(花はこれから)。
![クモキリソウ[花はこれから] クモキリソウ[花はこれから]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-L%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%A6%5B%E8%8A%B1%E3%81%AF%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%5Dk.jpg)
エゾイソツツジ。

マルバシモツケ。

ミヤマオダマキ。

ノウゴウイチゴ。

イワヒゲ。

ナガバツガザクラ。

イワブクロ(タルマエソウ)。

ミヤマザクラか?

この日は本来であれば北海道勤労者山岳連盟一斉の「クリーンハイク」予定日であったが、新型コロナウイルス感染防止のため、広く呼びかけた行事は中止になった。今回は当会独自の「クリーンハイク」も兼ねて、コース途中と馬ノ背で「ごみ拾い」を行った。馬ノ背でごみ探しに散らばるメンバー。

馬ノ背でガラス破片を拾うメンバー。
![馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片] 馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-V%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E9%A6%AC%E3%83%8E%E8%83%8C%E3%81%A7%E3%81%94%E3%81%BF%E6%8B%BE%E3%81%84%5B%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E7%A0%B4%E7%89%87%5Dk.jpg)
拾ったごみを六合目駐車場に下ろした。ごみの種類はガラス破片が多い(かなり古いと思われる一升瓶かビール瓶のなれの果てか)。駐車場すぐ上の休憩所にも、誰かが集めておいてくれたガラス瓶類のひと袋があった。そのほかはジュースの缶やプルタブ、弁当の飾りなどで、マスクとティッシュペーパーは時節がら慎重に扱った。総重量は感覚で3kg弱であった。これらのごみはメンバーが持ち帰り、家庭ごみとして処理してもらった。
![拾い集めたごみ[3kg弱] 拾い集めたごみ[3kg弱]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-W%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E6%8B%BE%E3%81%84%E9%9B%86%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%94%E3%81%BF%5B3kg%E5%BC%B1%5Dk.jpg)
爽やかな初夏の一日、のんびりと景色を眺め、ゆっくりと山野草を愛で、すっきりと環境美化に努めた有意義な山行であった。
2020年06月20日
6月20日(土) これからの会活動留意点と今夏の大雪山山小屋利用について
【お知らせ①:これからの会活動留意点】
当会は、直近の二週間以内に新型コロナウイルス感染の流行地域に行った場合、同地域から来た人や行った人と接触した場合に、会行事への参加自粛をお願いしてきました。
6月19日、都道府県をまたぐ移動の自粛が緩和されましたが、日本感染症学会の理事長(東邦大学・舘田一博教授)は「感染者数が今後どう増減するか先が見えないので、もうしばらくは感染状況に注意して、不要不急の出張や旅行はなるべく控えてほしい」と話されています。
当会としては、移動自粛が緩和されたので、「直近の二週間以内に…」の参加自粛は各自の判断に委ねることにしますが、感染のリスクがゼロになった訳ではないので、慎重な判断をお願いします。
また、わずかでもいつもと体調が違う場合(平熱より体温が高い、喉の痛み、頭痛、だるさなど)は、会活動への参加を控えてください。
なお、今年度の山行に関する留意点は、「しぇら」6月号の1ページ目に載せたとおりで、「直近の二週間以内に…参加を自粛」以外は変更ありません。同3ページ目に掲載した「なぜ登山の自粛が必要だったのか」の6つの指摘事項に、変わりがないからです。
====================
【お知らせ②:今夏の大雪山山小屋利用】
環境省並びに北海道から、道央地区連盟・自然保護委員会を経由して、今年の夏の大雪山・黒岳石室と白雲岳避難小屋の利用に関する情報が届きました。
以下に要点をまとめますが、今夏の黒岳石室と白雲岳避難小屋は緊急時避難場所としてのみ利用でき、野営場も混雑が予想されるとのことです。二つの小屋の利用を前提とした山行はできませんので、留意願います。
★大雪山黒岳石室について
黒岳石室と野営指定地は、共に管理人常駐の運営はしない。物品販売や寝袋レンタルも行わない。
黒岳石室は無人避難小屋の扱いとなり、緊急時の避難場所としてのみ開放する。非常時以外の利用は控える。
黒岳野営指定地は利用可能だが、混雑が予想されるので余裕を持った登山計画を立てる。
石室併設の黒岳トイレは洋式から和式へ変更になっており、ブースを4から2に減らして開設するので混雑が予想される。
現地に携帯トイレブースを設置するので、登山には必ず携帯トイレを持参すること。
詳しくは、こちらの「○黒岳石室 ・トイレ」をご覧ください。
★大雪山白雲岳避難小屋について
白雲岳避難小屋の建て替え工事が、6月下旬から10月上旬まで予定されている。
その間、仮設の避難小屋が設営されるが、避難小屋と野営指定地を利用できる人数が限られることから、「土・日・祝日・振替休日、並びにその前日」に白雲岳避難小屋及び野営指定地での宿泊は自粛する。「土・日・祝日・振替休日、及びその前日」以外の日についても、宿泊は原則としてテントのみとする。
①野営指定地は、事実上20張り程度で埋まる。余裕を持った登山計画を立てる。
②仮設避難小屋は、2.3m×5.4mの仮設プレハブ2棟(ほかに管理人用仮設プレハブ1棟)。
仮設プレハブ2棟の宿泊可能スペースは10人程度。
利用可能人数が大幅に限られるため、急病人や体調の悪い人の収容、緊急避難時のみ利用できる。
協力金は従前のとおり、テント泊1人1泊300円、避難小屋泊1人1泊1000円。
詳しくは、こちらをご覧ください。
付録 : 長万部岳から狩場山をズームアップで(2019年6月26日)

当会は、直近の二週間以内に新型コロナウイルス感染の流行地域に行った場合、同地域から来た人や行った人と接触した場合に、会行事への参加自粛をお願いしてきました。
6月19日、都道府県をまたぐ移動の自粛が緩和されましたが、日本感染症学会の理事長(東邦大学・舘田一博教授)は「感染者数が今後どう増減するか先が見えないので、もうしばらくは感染状況に注意して、不要不急の出張や旅行はなるべく控えてほしい」と話されています。
当会としては、移動自粛が緩和されたので、「直近の二週間以内に…」の参加自粛は各自の判断に委ねることにしますが、感染のリスクがゼロになった訳ではないので、慎重な判断をお願いします。
また、わずかでもいつもと体調が違う場合(平熱より体温が高い、喉の痛み、頭痛、だるさなど)は、会活動への参加を控えてください。
なお、今年度の山行に関する留意点は、「しぇら」6月号の1ページ目に載せたとおりで、「直近の二週間以内に…参加を自粛」以外は変更ありません。同3ページ目に掲載した「なぜ登山の自粛が必要だったのか」の6つの指摘事項に、変わりがないからです。
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【お知らせ②:今夏の大雪山山小屋利用】
環境省並びに北海道から、道央地区連盟・自然保護委員会を経由して、今年の夏の大雪山・黒岳石室と白雲岳避難小屋の利用に関する情報が届きました。
以下に要点をまとめますが、今夏の黒岳石室と白雲岳避難小屋は緊急時避難場所としてのみ利用でき、野営場も混雑が予想されるとのことです。二つの小屋の利用を前提とした山行はできませんので、留意願います。
★大雪山黒岳石室について
黒岳石室と野営指定地は、共に管理人常駐の運営はしない。物品販売や寝袋レンタルも行わない。
黒岳石室は無人避難小屋の扱いとなり、緊急時の避難場所としてのみ開放する。非常時以外の利用は控える。
黒岳野営指定地は利用可能だが、混雑が予想されるので余裕を持った登山計画を立てる。
石室併設の黒岳トイレは洋式から和式へ変更になっており、ブースを4から2に減らして開設するので混雑が予想される。
現地に携帯トイレブースを設置するので、登山には必ず携帯トイレを持参すること。
詳しくは、こちらの「○黒岳石室 ・トイレ」をご覧ください。
★大雪山白雲岳避難小屋について
白雲岳避難小屋の建て替え工事が、6月下旬から10月上旬まで予定されている。
その間、仮設の避難小屋が設営されるが、避難小屋と野営指定地を利用できる人数が限られることから、「土・日・祝日・振替休日、並びにその前日」に白雲岳避難小屋及び野営指定地での宿泊は自粛する。「土・日・祝日・振替休日、及びその前日」以外の日についても、宿泊は原則としてテントのみとする。
①野営指定地は、事実上20張り程度で埋まる。余裕を持った登山計画を立てる。
②仮設避難小屋は、2.3m×5.4mの仮設プレハブ2棟(ほかに管理人用仮設プレハブ1棟)。
仮設プレハブ2棟の宿泊可能スペースは10人程度。
利用可能人数が大幅に限られるため、急病人や体調の悪い人の収容、緊急避難時のみ利用できる。
協力金は従前のとおり、テント泊1人1泊300円、避難小屋泊1人1泊1000円。
詳しくは、こちらをご覧ください。
付録 : 長万部岳から狩場山をズームアップで(2019年6月26日)

2020年06月16日
6月14日(日) 尖山(知内町)
知内町小谷石地区にある尖山(とんがりやま、360.7m)を目指した。会行事再開後の試運転山行なので、函館市から割合に近い距離にあり、短い行動時間ながらも変化がある山として選んだ。参加は15名。
尖山は、函館から知内方面を見て知内火力発電所の後方、知内山塊の一番左(津軽海峡寄り)にある端正な三角形の山。安山岩質の溶岩や火山角礫岩でできているらしい。写真は、知内火力発電所の屋上から眺めた尖山(2017年5月9日撮影)。

イカリカイ駐車公園に車を置かせてもらい、10時過ぎに出発。登山口の龍神社まで車道と急な階段を辿り,10時15分に到着。龍神さんの裏から登り始める。登り前半は全体として急登が多いが、下草が少ないので割合に快適であった。NTT中継所点検用林道との交差地点に、11時5分過ぎ到着。登り後半は岩がゴロゴロとした急登があり,その後は右側が切れ落ちた痩せ尾根を慎重に通過。11時50分過ぎ、頂上に立つ。

頂上からの展望をどうぞ。先ず南西方向、登って来た尾根の向うに小谷石漁港と地区集落などが一望できた。

西南西には、矢越岳(548.5m)。この頂上まで、小谷石地区から夏道が付いている。

西北西にはNTTの中継所と、左上に知内丸山(665.3m)の一角。

遠く北西方(左奥)に見えた尖岳(とんがりだけ、604m)は、木古内・上ノ国町境の稜線上に位置する。夏道はなく、残雪期には長い林道を辿って尾根伝いに登頂できる。「とんがり山」から眺めた「とんがり岳」ということで…。
![頂上から尖岳[木古内・上ノ国町境604m]方面 頂上から尖岳[木古内・上ノ国町境604m]方面](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200614-F1152%E9%95%B7%E8%B0%B7k%E5%B0%96%E5%B2%B3%E6%96%B9%E5%90%91%5B%E6%9C%A8%E5%8F%A4%E5%86%85%E3%83%BB%E4%B8%8A%E3%83%8E%E5%9B%BD%E7%94%BA%E5%A2%83604m%5D%E2%91%A1k_1.jpg)
北には北海道電力知内火力発電所と、木古内町に続く海岸線。

頂上は狭いが、密にならないように散らばって昼食を摂る。

頂上の直下に咲いていたツツジとシャクナゲ。

12時40分少し前に下山開始。痩せ尾根と岩の急斜面を慎重に通過し、樹林帯を下っていく。

尾根の下部まで来ると、初夏の花が目に付いた。まず、ホオノキの花蕾。

クリンソウか? 一面に咲いていたので、かつての住居跡に残った「園芸種か」との声も…。

フタリシズカ。

エゾカンゾウ。

登山道中間からNTT中継所点検用林道を利用したメンバーが見つけた、ハクウンボクの花。

13時45分、イカリカイ駐車公園に無事到着。林道利用メンバーの到着を待って挨拶を済ませ、現地で解散した。
2015年10月18日に尖山を訪れた秋の様子は、こちらの旧ブログをご覧ください。
尖山は、函館から知内方面を見て知内火力発電所の後方、知内山塊の一番左(津軽海峡寄り)にある端正な三角形の山。安山岩質の溶岩や火山角礫岩でできているらしい。写真は、知内火力発電所の屋上から眺めた尖山(2017年5月9日撮影)。

イカリカイ駐車公園に車を置かせてもらい、10時過ぎに出発。登山口の龍神社まで車道と急な階段を辿り,10時15分に到着。龍神さんの裏から登り始める。登り前半は全体として急登が多いが、下草が少ないので割合に快適であった。NTT中継所点検用林道との交差地点に、11時5分過ぎ到着。登り後半は岩がゴロゴロとした急登があり,その後は右側が切れ落ちた痩せ尾根を慎重に通過。11時50分過ぎ、頂上に立つ。

頂上からの展望をどうぞ。先ず南西方向、登って来た尾根の向うに小谷石漁港と地区集落などが一望できた。

西南西には、矢越岳(548.5m)。この頂上まで、小谷石地区から夏道が付いている。

西北西にはNTTの中継所と、左上に知内丸山(665.3m)の一角。

遠く北西方(左奥)に見えた尖岳(とんがりだけ、604m)は、木古内・上ノ国町境の稜線上に位置する。夏道はなく、残雪期には長い林道を辿って尾根伝いに登頂できる。「とんがり山」から眺めた「とんがり岳」ということで…。
![頂上から尖岳[木古内・上ノ国町境604m]方面 頂上から尖岳[木古内・上ノ国町境604m]方面](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200614-F1152%E9%95%B7%E8%B0%B7k%E5%B0%96%E5%B2%B3%E6%96%B9%E5%90%91%5B%E6%9C%A8%E5%8F%A4%E5%86%85%E3%83%BB%E4%B8%8A%E3%83%8E%E5%9B%BD%E7%94%BA%E5%A2%83604m%5D%E2%91%A1k_1.jpg)
北には北海道電力知内火力発電所と、木古内町に続く海岸線。

頂上は狭いが、密にならないように散らばって昼食を摂る。

頂上の直下に咲いていたツツジとシャクナゲ。

12時40分少し前に下山開始。痩せ尾根と岩の急斜面を慎重に通過し、樹林帯を下っていく。

尾根の下部まで来ると、初夏の花が目に付いた。まず、ホオノキの花蕾。

クリンソウか? 一面に咲いていたので、かつての住居跡に残った「園芸種か」との声も…。

フタリシズカ。

エゾカンゾウ。

登山道中間からNTT中継所点検用林道を利用したメンバーが見つけた、ハクウンボクの花。
13時45分、イカリカイ駐車公園に無事到着。林道利用メンバーの到着を待って挨拶を済ませ、現地で解散した。
2015年10月18日に尖山を訪れた秋の様子は、こちらの旧ブログをご覧ください。
2020年06月11日
6月9日(火) 木地挽高原~鉄山湿原
春の花は終わってしまいましたが、木地挽高原キャンプ場からなだらかに下がったところにある鉄山(てつやまと読むそうです。)湿原の散策に行ってきました。湿原はすでにふきや笹に覆われていましたが、あちらこちらに立派な水芭蕉の葉がありこのあたりだと確認できました。山桜もとてもきれいなところだそうで、早い時期に訪れたい場所です。
キャンプ場から9:55出発 少し下がった右側の林道から湿原へ。 函館山がぽっかりと見えます。

ガードレールのついた林道のわきにギンラン。

ササバギンラン。

ノビネチドリと,

ヤマガラシ。

巨大なシウリザクラも満開。

お花のアップ。

トチノキも満開。

こちらもアップで。

かわいいブナの実と,

残っていたホオノキの花。

途中の焼野水源と,

水芭蕉の葉が生茂る湿原。

林道最終地点あたりの、すぐ下に砕石場、遠くに「峩朗鉱山」が見渡せた。

見晴らしの良い、大きなブナの木陰で昼食。

来た時の林道に戻りキャンプ場12:25到着。時間があったので、メロディロードを通りパノラマ展望台とその奥のゲートが開いていたので噴火湾展望台までドライブ。密にならないように微妙な距離をとり誰だかわからない記念写真をとって解散。

牧草地にあったシロスミレ?

キャンプ場から9:55出発 少し下がった右側の林道から湿原へ。 函館山がぽっかりと見えます。

ガードレールのついた林道のわきにギンラン。

ササバギンラン。

ノビネチドリと,

ヤマガラシ。

巨大なシウリザクラも満開。

お花のアップ。

トチノキも満開。

こちらもアップで。

かわいいブナの実と,

残っていたホオノキの花。

途中の焼野水源と,

水芭蕉の葉が生茂る湿原。

林道最終地点あたりの、すぐ下に砕石場、遠くに「峩朗鉱山」が見渡せた。

見晴らしの良い、大きなブナの木陰で昼食。

来た時の林道に戻りキャンプ場12:25到着。時間があったので、メロディロードを通りパノラマ展望台とその奥のゲートが開いていたので噴火湾展望台までドライブ。密にならないように微妙な距離をとり誰だかわからない記念写真をとって解散。

牧草地にあったシロスミレ?

2020年06月09日
6月7日(日) 雁皮山
北海道の緊急事態宣言解除(5月25日)を受け、会活動は6月例会(6月3日)から再開した。久し振りの会山行なので、ルートを良く知っており5時間程度の行動で楽しめる雁皮山(743.3m)とした。次第に青空が広がってくる天候のもと、参加は20名。
RV車は函館市陣川町の林道ロータリー十字路に各自で移動。乗り合わせを避けるため、普通乗用車と軽乗用車のメンバーは「こぶし座」付近の路肩に車を置かせてもらい、十字路まで10分弱を歩いた。始めに本日のチーフリーダーOさんから、予定のルートとコースタイムのほか、山行中もできるだけマスクを着用すること、前後の間隔を長くとること、熱中症予防のため水分補給はこまめに行うこと、行動食などを分け合わないことなどを改めて確認し、8時35分過ぎに出発。

道沿いの両脇にある四国八十八か所信仰の石仏を眺めながら、樹林帯に入っていく。早速、(左上)ササバギンラン[笹葉銀蘭]、(右上)ツクバネソウ[衝羽根草]、(左下)ミツバウツギ[三葉空木]、(右下)ホウチャクソウ[宝鐸草]が見られた。

最初のピーク・蝦夷松山まで、定番の花をどうぞ。(左上)クルマバツクバネソウ[車葉衝羽根草]、(右上)ヤマシャクヤク[山芍薬]、(左下)エダウチチゴユリ[枝打稚児百合]、(右下)チゴユリ[稚児百合]。

(左上と右上)オクエゾサイシン[奥蝦夷細辛]、(左下)ノビネチドリ[延根千鳥]、(右上)コヨウラクツツジ[小瓔珞躑躅]。

蝦夷松山頂上基部の急な岩場に差し掛かると、足場を慎重に確かめながら登るためペースが遅くなる。前後の距離を保って、順番を待つ。

この岩場を慎重に越えると、蝦夷松山の頂上に飛び出す。設置されたロープは古くなっているので、全面的な信用はしない。

頂上に立って振り返ると、函館市街地と函館山、津軽海峡が一望できた。

蝦夷松山から雁皮山まで、岩塔とアップダウンが続く稜線を辿る。目を楽しませてくれたのは、(左上)コケモモ[苔桃]、(右上)名残のシラネアオイ[白根葵]:なぜか葉の形が丸い!!、(左下)花が終わったツバメオモト[燕万年青]、(右下)これから見頃を迎えるエゾヤマツツジ[蝦夷山躑躅]。

大きな岩塔壁の途中に引っかかった岩塊。数年前からずっと落ちそうで落ちない「受験の神様」。

石楠花山を越えると、目指す雁皮山(南峰)の三角点頂上が見えてきた。

右手(東側)には三森山(842.1m)と遠く恵山方面の展望が良い。
![三森山と恵山方面[右奥] 三森山と恵山方面[右奥]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200607-K%E9%9B%81%E7%9A%AE%E5%B1%B1k%E4%B8%89%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E3%81%A8%E6%81%B5%E5%B1%B1%E6%96%B9%E9%9D%A2%5B%E5%8F%B3%5Dk.jpg)
約30km離れた恵山(617.6m)と手前の海向山(569.4m)をズームで。この日の恵山では、5月15日から行方不明となっている男子高校生の捜索が、登山愛好家など46人(当クラブ会員も含む)の参加により実施されたが、手掛かりの発見には至らなかった。

笹が刈り払われた登山道に感謝しながら登り詰めて11時25分、雁皮山頂上に到着。恒例の全体写真は「密」になるため撮らないことにしたので、初めて頂上に立ったYさん、Fさん、フリー参加のTさんの3人だけで記念写真。

頂上でのランチタイムも間を空け、互いに向き合わないようにして過ごした。11時55分、蝦夷松山(前方の三角峰)に向かって下山を開始。

蝦夷松山の手前から西側に下る「花の道」を利用する。復路で見られたのは、(左上)樹皮が捲れたカンバ[樺]、(右上)ヤマモミジ[山紅葉]の実、(左下)ホオノキ[朴の木]の緑葉、(右下)ヤマモミジ[山紅葉]の緑葉。

そして、(左上)オオヤマオダマキ[大山苧環]、(右上)オオバタケシマラン[大葉竹縞蘭]、(左下)コケイラン[小蕙蘭]、(右下)コウライテンナンショウ[高麗天南星]。

オオバタケシマランをもう1枚。

ゴール(林道ロータリー十字路)の約400m手前で道を逸れ、滅多に行かない「神山霊場奥の院」に立ち寄ってみた。

「神山霊場奥の院」には、笹流川の一支流に架かる鉄製人道橋(昭和51年設置)を渡った先に、無人休憩所と不動尊像などがあった。微かに硫黄臭が漂っていたが、硫黄冷泉が湧き出ていて、明治35、6年(1902、3年)から大正9年(1920年)まで、沸かし湯による湯治場が開かれていたとのこと。

14時25分、林道ロータリー十字路に戻って下山を終了。穏やかな姿の石仏が見送ってくれた。

約2か月振りの会山行であったが、天候に恵まれ、深みを増してきた緑葉と晩春~初夏の花々を愛でることができた。爽やかな自然にたっぷり浸ることができ、参加の皆さんも満足な様子であった。
RV車は函館市陣川町の林道ロータリー十字路に各自で移動。乗り合わせを避けるため、普通乗用車と軽乗用車のメンバーは「こぶし座」付近の路肩に車を置かせてもらい、十字路まで10分弱を歩いた。始めに本日のチーフリーダーOさんから、予定のルートとコースタイムのほか、山行中もできるだけマスクを着用すること、前後の間隔を長くとること、熱中症予防のため水分補給はこまめに行うこと、行動食などを分け合わないことなどを改めて確認し、8時35分過ぎに出発。

道沿いの両脇にある四国八十八か所信仰の石仏を眺めながら、樹林帯に入っていく。早速、(左上)ササバギンラン[笹葉銀蘭]、(右上)ツクバネソウ[衝羽根草]、(左下)ミツバウツギ[三葉空木]、(右下)ホウチャクソウ[宝鐸草]が見られた。

最初のピーク・蝦夷松山まで、定番の花をどうぞ。(左上)クルマバツクバネソウ[車葉衝羽根草]、(右上)ヤマシャクヤク[山芍薬]、(左下)エダウチチゴユリ[枝打稚児百合]、(右下)チゴユリ[稚児百合]。

(左上と右上)オクエゾサイシン[奥蝦夷細辛]、(左下)ノビネチドリ[延根千鳥]、(右上)コヨウラクツツジ[小瓔珞躑躅]。

蝦夷松山頂上基部の急な岩場に差し掛かると、足場を慎重に確かめながら登るためペースが遅くなる。前後の距離を保って、順番を待つ。

この岩場を慎重に越えると、蝦夷松山の頂上に飛び出す。設置されたロープは古くなっているので、全面的な信用はしない。

頂上に立って振り返ると、函館市街地と函館山、津軽海峡が一望できた。

蝦夷松山から雁皮山まで、岩塔とアップダウンが続く稜線を辿る。目を楽しませてくれたのは、(左上)コケモモ[苔桃]、(右上)名残のシラネアオイ[白根葵]:なぜか葉の形が丸い!!、(左下)花が終わったツバメオモト[燕万年青]、(右下)これから見頃を迎えるエゾヤマツツジ[蝦夷山躑躅]。

大きな岩塔壁の途中に引っかかった岩塊。数年前からずっと落ちそうで落ちない「受験の神様」。

石楠花山を越えると、目指す雁皮山(南峰)の三角点頂上が見えてきた。

右手(東側)には三森山(842.1m)と遠く恵山方面の展望が良い。
![三森山と恵山方面[右奥] 三森山と恵山方面[右奥]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200607-K%E9%9B%81%E7%9A%AE%E5%B1%B1k%E4%B8%89%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E3%81%A8%E6%81%B5%E5%B1%B1%E6%96%B9%E9%9D%A2%5B%E5%8F%B3%5Dk.jpg)
約30km離れた恵山(617.6m)と手前の海向山(569.4m)をズームで。この日の恵山では、5月15日から行方不明となっている男子高校生の捜索が、登山愛好家など46人(当クラブ会員も含む)の参加により実施されたが、手掛かりの発見には至らなかった。

笹が刈り払われた登山道に感謝しながら登り詰めて11時25分、雁皮山頂上に到着。恒例の全体写真は「密」になるため撮らないことにしたので、初めて頂上に立ったYさん、Fさん、フリー参加のTさんの3人だけで記念写真。

頂上でのランチタイムも間を空け、互いに向き合わないようにして過ごした。11時55分、蝦夷松山(前方の三角峰)に向かって下山を開始。

蝦夷松山の手前から西側に下る「花の道」を利用する。復路で見られたのは、(左上)樹皮が捲れたカンバ[樺]、(右上)ヤマモミジ[山紅葉]の実、(左下)ホオノキ[朴の木]の緑葉、(右下)ヤマモミジ[山紅葉]の緑葉。

そして、(左上)オオヤマオダマキ[大山苧環]、(右上)オオバタケシマラン[大葉竹縞蘭]、(左下)コケイラン[小蕙蘭]、(右下)コウライテンナンショウ[高麗天南星]。

オオバタケシマランをもう1枚。

ゴール(林道ロータリー十字路)の約400m手前で道を逸れ、滅多に行かない「神山霊場奥の院」に立ち寄ってみた。

「神山霊場奥の院」には、笹流川の一支流に架かる鉄製人道橋(昭和51年設置)を渡った先に、無人休憩所と不動尊像などがあった。微かに硫黄臭が漂っていたが、硫黄冷泉が湧き出ていて、明治35、6年(1902、3年)から大正9年(1920年)まで、沸かし湯による湯治場が開かれていたとのこと。

14時25分、林道ロータリー十字路に戻って下山を終了。穏やかな姿の石仏が見送ってくれた。

約2か月振りの会山行であったが、天候に恵まれ、深みを増してきた緑葉と晩春~初夏の花々を愛でることができた。爽やかな自然にたっぷり浸ることができ、参加の皆さんも満足な様子であった。
2020年06月05日
6月3日(水) 6月例会
新型コロナウイルス感染防止のため3月そして5月の例会も中止となり久々の開催です。 会場はオープンしたばかりの亀田交流プラザ。 入り口で手を消毒し、会場では窓を開け全員マスクを着用し、なるべく席を離して行われました。 山行は6月から再開しますが、いくつかの配慮しなければならない点についての説明がありました。
〇今年度 移動距離の長い山や人気のある山、宿泊を伴う山は計画しない。移動距離が短い道南の山を対象とする。
〇 移動での乗用車の乗り合わせはできるだけ避ける。やむを得ず同乗する場合は人数に配慮、マスク着用、窓を開けて換気に努める。
〇 山行中はできるだけ前後の距離を取り、近距離で大声を出さない。休憩中は2メート程度の身体的距離をとり、向き合わない。全体写真を撮るために集まらない。行動食は分け合わない。
〇 少しでも体調不良を感じる場合は登山を控える。また、直近の2週間以内に流行地域に行ったり、同地域から来た人や行った人と接触した場合も参加を自粛する。
〇下山後の日帰り温泉や会食など、混雑して密になりそうな場所は避ける。
※登山中のマスクは、お互いの飛沫を防ぐため必要です。ただ熱中症の危険もありますので着装には工夫が必要です。
京都大学の山中伸弥教授がジョギングの時にBuff(パフ)をマスクの代わりに着用する事を推奨されているそうです。マスクよりやや苦しくないとか・・・・ マスクにハッカをスプレーすると清涼感が・・・ うつされることばかりでなく、自分が感染源かもしれないと言う意識と行動が必要です。

5月の行事報告
5月17日・・・・・・北斗毛無山~丸木橋補修
山行はすべて中止としましたが、毎年行われている毛無山の整備だけは有志で行われました。
6月の行事予定
蝦夷松山~雁皮山 木地挽高原・鉄山湿原 知内尖山 駒ヶ岳
北斗毛無山(刈り払い) 長万部岳
学 習 会
【新しい登山様式】の提案
~フェイスブック 登山教室/時季彩山学舎より 国際山岳医・千島康稔氏からの提案~ (全国連盟から送付された資料から)
緊急事態宣言が解除され、外出自粛の要請も緩んできて、「そろそろ山に行きたいなぁ」 と思っている方も多いかと思います。ただ、急に多くの人が動き始めれば、感染拡大が再燃してしまう可能性もあります。まずはゆっくり、アクセルよりはブレーキを踏みながら動き出してみるのがいいかと思います。
いまの状況で登山を再開していくにあたって、あらためて以下の3つについて考えてみました。
a)なぜ登山の自粛が必要だったのか。新型コロナウイルス感染拡大に伴う登山の危険(弊害)を理解して今後の登山を再開する
b)【新しい登山様式】a)を知った上で、登山を再開するときに注意すべきポイント
c)登山再開の準備としての自宅でのトレーニングの提案(熱中症予防にもつながる)
〇今年度 移動距離の長い山や人気のある山、宿泊を伴う山は計画しない。移動距離が短い道南の山を対象とする。
〇 移動での乗用車の乗り合わせはできるだけ避ける。やむを得ず同乗する場合は人数に配慮、マスク着用、窓を開けて換気に努める。
〇 山行中はできるだけ前後の距離を取り、近距離で大声を出さない。休憩中は2メート程度の身体的距離をとり、向き合わない。全体写真を撮るために集まらない。行動食は分け合わない。
〇 少しでも体調不良を感じる場合は登山を控える。また、直近の2週間以内に流行地域に行ったり、同地域から来た人や行った人と接触した場合も参加を自粛する。
〇下山後の日帰り温泉や会食など、混雑して密になりそうな場所は避ける。
※登山中のマスクは、お互いの飛沫を防ぐため必要です。ただ熱中症の危険もありますので着装には工夫が必要です。

京都大学の山中伸弥教授がジョギングの時にBuff(パフ)をマスクの代わりに着用する事を推奨されているそうです。マスクよりやや苦しくないとか・・・・ マスクにハッカをスプレーすると清涼感が・・・ うつされることばかりでなく、自分が感染源かもしれないと言う意識と行動が必要です。

5月の行事報告
5月17日・・・・・・北斗毛無山~丸木橋補修
山行はすべて中止としましたが、毎年行われている毛無山の整備だけは有志で行われました。
6月の行事予定
蝦夷松山~雁皮山 木地挽高原・鉄山湿原 知内尖山 駒ヶ岳
北斗毛無山(刈り払い) 長万部岳
学 習 会
【新しい登山様式】の提案
~フェイスブック 登山教室/時季彩山学舎より 国際山岳医・千島康稔氏からの提案~ (全国連盟から送付された資料から)
緊急事態宣言が解除され、外出自粛の要請も緩んできて、「そろそろ山に行きたいなぁ」 と思っている方も多いかと思います。ただ、急に多くの人が動き始めれば、感染拡大が再燃してしまう可能性もあります。まずはゆっくり、アクセルよりはブレーキを踏みながら動き出してみるのがいいかと思います。
いまの状況で登山を再開していくにあたって、あらためて以下の3つについて考えてみました。
a)なぜ登山の自粛が必要だったのか。新型コロナウイルス感染拡大に伴う登山の危険(弊害)を理解して今後の登山を再開する
b)【新しい登山様式】a)を知った上で、登山を再開するときに注意すべきポイント
c)登山再開の準備としての自宅でのトレーニングの提案(熱中症予防にもつながる)