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2021年08月09日

8月8日(日) 知内丸山

 本州各地で梅雨が明けた7月18日以降、函館市中心部もほぼ連日のように最高気温30℃以上の真夏日が続き、8月7日には33.9℃という1872(明治5)年の統計開始以来の観測史上最高気温を記録した。
 8日の天気予報は6日の段階で「曇り時々雨」であったが、7日と8日朝には「曇り、所により雨」に変わり、朝方の雨雲レーダーの状況からも知内丸山(665.3m)周辺は雨の心配が小さくなっていた。参加は11名。


空は一面の層雲に覆われていたが、小谷石地区では青空が見えてきた(知内丸山の頂上部は雲の中だが)。多くのミンミンゼミが鳴く矢越山荘駐車場で準備を整え、9時20分に出発。
出発準備

矢越山荘から林道を100mほど進んで、右手の登山道に入る。
登山道に入る

中ノ沢川を渡って対岸の針葉樹人工林の斜面を抜け、広葉樹が茂る支尾根に出て休憩。ミズナラの葉に付いた蝉の抜け殻。
蝉の抜け殻

昭和20年代ころまで開墾(じゃが芋畑)の鍬が入っていたという「開拓大地」を過ぎ、広葉樹林帯の登りにかかる。木の葉が真夏の直射日光を遮ってくれる。
開拓大地の上部

鹿による食害で、毒性があるワラビ、ハナヒリノキ、ユズリハ属以外は笹すらも生えていない中、登山者にも踏まれずに頑張っているイチヤクソウが一株。
根性のイチヤクソウ

C340付近でブナの古木「百手観音」と対面。二本の幹が絡まるように立ち上がり、沢山の枝を伸ばしている。
ブナ古木「百手観音」

近くのブナの木は、二股になった幹の窪みが水を貯めていた。鳥のオアシスか。
ブナ二股の水溜まり

植生に乏しい「千畳敷」を進む。
「千畳敷」を進む

C350付近から標高差200m余りの急斜面、通称「戻ろう坂」に取り付く。木陰でありがたいが、風が弱いため汗が吹き出る。「びじょ美女」と「水も滴る好い男」の出来上がり。
「戻ろう坂」に差し掛かる
「戻ろう坂」の標識
「戻ろう坂」の真っ只中

目立つ岩場の「風岩」あたりは、ほぼ無風状態で蒸した。
「風岩」付近は無風

小尾根末端の「鹿立」に上がると風が吹き抜け、対岸の矢越岳(548.5m)や登り始めた矢越山荘が望めた。
涼風吹く「鹿立」から矢越岳

ここから主稜線上まで草付きになっている。お目当ての花は見当たらなかったが、オトギリソウやトウゲブキが目を楽しませてくれた。
オトギリソウ
トウゲブキ

もうすぐ主稜線上に出るところ。層雲の底が近づいてきた。
主稜線の直下

頂上に向かう尾根道は所々で笹が被っていたが、おおむね綺麗に刈れ払われていた(感謝)。
刈り払いされた登山道

雲の中に入った尾根道などで見かけたキノコ三態。
キノコ3態

11時55分、頂上に到着(登り2時間35分)。広く刈り払われた中で、一本のネジバナが出迎えてくれた。
ネジバナ

ランチタイムのあと密にならないようにして恒例の集合写真を撮り、12時30分に下山開始。
頂上で全体集合

霧の中、トウゲブキが咲く草付き帯を下る。
トウゲブキ咲く草付き帯を下る

上の写真で右後方に写っている白い花を付けた木は、イヌエンジュだった。
イヌエンジュ

「戻ろう坂」を下っている途中に咲いていたツチアケビの花。アップで見ると、ラン科であることに納得する。
ツチアケビの花①
ツチアケビの花②

「百手観音」からの下りは、左側に寄りすぎると別尾根に踏み込んでしまう。正しい方角を定めてから下る。
「百手観音」からの下り

中が洞(うろ)になったブナ古木の「八面樹」に立ち寄った(手前の細い幹はモミジ)。
ブナ古木「八面樹」

 14時15分、矢越山荘に到着して下山終了(下り1時間45分)。簡単に挨拶を済ませ、現地で解散した。
 雨には降られなかった(日中に渡島北部と檜山北部で降った模様)が結構暑く、上部からの見通しもいまいちであった。しかし、緩急の変化に富んだ地形とブナの古木がアクセントになる、楽しい山行であった。



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