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2024年12月13日

12月11日(水) 日暮山&大沼森林公園散策

 当クラブ「自然部」の12月企画として、大沼国定公園の小沼の傍にある日暮山(303.4m)と、大沼湖畔にある大沼森林公園をのんびりと散策した。参加は22名。

 日暮山は低山だが山頂からの眺望がすばらしく、登った人が時間を忘れて気がつけば日が暮れていたということから、こう呼ばれるようになったとの由。
 国道5号線の七飯町・西大沼パーキングエリア(チェーン脱着場)に集合して徒歩で出発(10時5分)。函館方向に少し戻った丁字路交差点から道道大沼公園鹿部線(43号線)を750mほど進み、右側に「日暮山登山口」の標識がある車道に入ると登山口になる。自然部の部長さんが交替したので、ここで前任(Okさん)・後任(Drさん)の紹介と挨拶があった。
新旧ご挨拶

 ここから日暮山頂上近くの駐車場まで約1.6kmの未舗装車道が続いているが、2021年8月の大雨による路面荒廃のため、現在は車両通行禁止になっている。
車止めの注意書き

 車止めされた道をゆっくりと登っていく。積雪の深さは5cmほどで、スノーシューやわかんを装着するまでもない。
車止めされた車道を登る①

 道道脇の歩道や登山車道を辿る途中、ヤマブドウの過熟した実がたくさん落ちていた。果汁が濃縮して美味。
ヤマブドウの実

 ホオノキ(朴の木)の大きな実も。
ホオノキの実

 樹林の間から、じゅんさい沼が眺められた。まだ全面結氷はしていない。手前の麓に国道5号線が通っている。
樹木の間から見えた「じゅんさい沼」

 雪が薄く積もった車道を辿るメンバー。右側に雨水で洗堀された溝が続いている。
車止めされた車道を登る②

 車道の脇で見かけたキノコは、サルノコシカケの仲間だろうか。
サルノコシカケの仲間か

 上部の駐車場に着くと南東方向の展望が開け、横津岳(1167m)のなだらかな頂部が望めた。
駐車場から横津岳

 横津岳の頂部には、たくさんの通信施設が建てられている。
横津岳頂部をズームアップ

 駐車場から頂上に向かって、距離100mほどの山道を進む。
駐車場から頂上に向かう

 11時10分、日暮山の頂上に到着。東北東の方向に、小沼(手前)と大沼(奥)が俯瞰できた。左の雪原はゴルフ場。
頂上から小沼と大沼

 小沼と大沼をつなぐ「せばっと」は厳冬期でも湖面が凍結することなく、オオハクチョウなどの渡り鳥の休息場所になっており、JRの鉄道橋が架かっている。手前の小沼の水面には、結氷と融解を繰り返した痕跡の縞模様が認められる。奥の大沼は、未だ結氷していない。
セバットの鉄道橋をズームアップ

 日暮山の頂上で、小沼・大沼を背景に、恒例の全体集合写真を撮る。
頂上で全体集合

 近くの笹薮の中に三角点の標石があった。ここには三等三角点が設置されており、点名は「小沼山」。この山は昭和初期まで「小沼山」、または持ち主の名をとった「笠原山」と呼ばれていたという。
三角点標

 下山する直前、それまで雪雲に隠れていた北海道駒ヶ岳の頂部(剣ヶ峯、1131m)が、鋭い姿を現した。11時22分、下山を開始。
北海道駒ヶ岳・剣ヶ峯

 西大沼パーキングエリアに戻る途中、国道脇の歩道で、雪の中でも咲いているタンポポの仲間を見かけた。
がんばるタンポポ

 12時7分、パーキングエリアに到着。車で大沼国際セミナーハウスに向かう。施設の方が大型ストーブに点火して下さり、暖かいロビーで昼食をいただいた。施設の方に感謝!
大沼国際セミナーハウスのロビーでランチ

 昼食後の13時5分、5名で大沼森林公園の散策に出発。雪がうっすらと積もる遊歩道を巡る。
大沼森林公園の散策に出発

 茎が萎れたコウライテンナンショウ(高麗天南星)の赤い実。
コウライテンナンショウの実

 春に向けて開花の準備をしているナニワズ(浪花津)。
ナニワズ

 「大きな岩」に上がってポーズ。
「大きな岩」に上がって

 ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)の葉と枯れた茎。
ベニバナイチヤクソウ

 雪面から立ち上がる枯れた茎と実は、アキノギンリョウソウ(秋の銀龍草)。
アキノギンリョウソウ

 長沼に沿って、落ち葉が敷き詰まった線路保守道をのんびりと。
長沼に沿う路

 長沼の反対側に、JR函館本線の線路が走っている。
長沼

 大沼湖畔周遊道路に出て、眼前に大沼の湖面と雄大な横津岳の頂部を見る。14時、大沼国際セミナーハウスの駐車場に到着し、挨拶ののちに解散した。
大沼と横津岳

 日暮山と大沼森林公園をのんびりと散策して、景観や植生を楽しんだ。
 この日は冬型の気圧配置で日本海から雪雲が流れ込み、函館市中心部でも雪が降った。しかし大沼・小沼周辺は時折り青空が覗いて陽が射す天気で、北海道駒ヶ岳や横津岳の頂部も仰ぐことができた。



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