2023年10月16日
10月15日(日) 海向山
陽が短くなってきたため、七月から九月にかけて多く実施した遠距離山行に区切りをつけ、今回は近場の海向山(569.4m)を訪れて秋の風情を楽しんだ。参加は16名。
9時5分、旧・椴法華村から八幡川に沿う道路を上がったC160付近の駐車場を出発。恵山に向かう八幡川コースに入る。

C260付近で、やや深く切れ込んだ小沢を渡る。対岸から、渡り終えたメンバーを写す。

登山道に被る倒木を処理するメンバー。

八幡川コース途中のC290付近で右に下がり、八幡川源流部の細い沢を越える。

対岸に上がり、右側が切れ落ちた急斜面を慎重にトラバース。

ほぼ平坦な疎林の中を辿る。瓶や缶が捨てられていたので、復路に回収した。

恵山の火口原駐車場からのコースと合流し、C320付近の分岐に至る。右回りコースに入り、先ず456峰を目指す。

柔らかい秋の木漏れ日を受けながら、ゆっくりと登っていく。

スギゴケが美しい。

456峰の頂上に到着すると、左後方(東南東方向)に恵山、前方(南西方向)に津軽海峡に面する亀田半島の下海岸が望めた。


西南西の隣りに428峰、西方には三枚岳と蛾眉野毛無山が見えた。白い建物は、函館市恵山クリーンセンター。

456峰から標高差60mほどを下がって、C396コルを進む。ミズナラなどの広葉樹の葉は、まだ緑色。

木漏れ日を浴びて輝く、ハウチワカエデ(?)の紅葉が目を引いた。

コルから海向山の頂上に向けて、標高差170mほどを登り返す。所どころで、大きな岩を巻いたり乗り越えたり。

30分たらず登ると傾斜が緩くなり、コースは右に向きを変えて、灌木帯を進む。

サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星)の紅葉。

11時30分、頂上に到着。山名標識を囲んで、恒例の全体集合写真を撮る。集合写真はたいてい3枚撮り、メンバーの表情が良い1枚を選んで掲載しているが、今回は1枚目をグー、2枚目をチョキ、3枚目をパーのポーズで納まった。結果、3枚目で。

頂上から西に30mほど入った場所から北西方向に、明治29年(1896年)7月4日に北海道初の一等三角点に選定された古部丸山(691.0m、点名:古部岳)の端正な姿が見えた。右は積雪期コースの前衛・596峰。

同じ場所から西北西方向には、函館市の最高峰・袴腰岳と、見る方向によって姿・形が変わる三森山も。

途中で見られた植生は、トウゲブキ(峠蕗)の実とキノコ類。

花は、[左上]ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)、[右上]オオノアザミ(大野薊)、[左下]エゾヤマツツジ(蝦夷山躑躅)の二度咲き、[右下]ウメバチソウ(梅鉢草)。

ヤマハハコ(山母子)の群落があった。ウスユキソウ(薄雪草)類の近縁種で、花期はそろそろ終わり。

海向山の頂上から少し下がった通称「展望レストラン」で、三々五々に恵山方面を眺めながらランチタイムとする。



青空を背景に、少し早い紅葉。

気圧の谷の接近で、空に筋状の巻雲が広がってきた。秋らしい風情が感じられる。

恵山を正面に見ながら、12時15分に下山を始めた。

岩が多いやや急な登山道を30分ほど下り、ほぼ平坦な箇所に着いて一息入れる。

13時55分、出発点の駐車場に戻って、下山を終了。全員の無事を確認し、挨拶の後に現地で解散した。
この日の函館(美原3丁目)の最高気温は21.7℃と、平年より4℃以上高かった。山頂付近で風がやや冷たかったが、穏やかな日和に恵まれ、秋の風情を少し味わうことができた。10月4日にNHK総合テレビ(地上波)の「にっぽん百低山」で放送された恵山の内容も話題になった。
9時5分、旧・椴法華村から八幡川に沿う道路を上がったC160付近の駐車場を出発。恵山に向かう八幡川コースに入る。

C260付近で、やや深く切れ込んだ小沢を渡る。対岸から、渡り終えたメンバーを写す。

登山道に被る倒木を処理するメンバー。

八幡川コース途中のC290付近で右に下がり、八幡川源流部の細い沢を越える。

対岸に上がり、右側が切れ落ちた急斜面を慎重にトラバース。

ほぼ平坦な疎林の中を辿る。瓶や缶が捨てられていたので、復路に回収した。

恵山の火口原駐車場からのコースと合流し、C320付近の分岐に至る。右回りコースに入り、先ず456峰を目指す。

柔らかい秋の木漏れ日を受けながら、ゆっくりと登っていく。

スギゴケが美しい。

456峰の頂上に到着すると、左後方(東南東方向)に恵山、前方(南西方向)に津軽海峡に面する亀田半島の下海岸が望めた。


西南西の隣りに428峰、西方には三枚岳と蛾眉野毛無山が見えた。白い建物は、函館市恵山クリーンセンター。

456峰から標高差60mほどを下がって、C396コルを進む。ミズナラなどの広葉樹の葉は、まだ緑色。

木漏れ日を浴びて輝く、ハウチワカエデ(?)の紅葉が目を引いた。

コルから海向山の頂上に向けて、標高差170mほどを登り返す。所どころで、大きな岩を巻いたり乗り越えたり。

30分たらず登ると傾斜が緩くなり、コースは右に向きを変えて、灌木帯を進む。

サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星)の紅葉。

11時30分、頂上に到着。山名標識を囲んで、恒例の全体集合写真を撮る。集合写真はたいてい3枚撮り、メンバーの表情が良い1枚を選んで掲載しているが、今回は1枚目をグー、2枚目をチョキ、3枚目をパーのポーズで納まった。結果、3枚目で。

頂上から西に30mほど入った場所から北西方向に、明治29年(1896年)7月4日に北海道初の一等三角点に選定された古部丸山(691.0m、点名:古部岳)の端正な姿が見えた。右は積雪期コースの前衛・596峰。

同じ場所から西北西方向には、函館市の最高峰・袴腰岳と、見る方向によって姿・形が変わる三森山も。

途中で見られた植生は、トウゲブキ(峠蕗)の実とキノコ類。

花は、[左上]ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)、[右上]オオノアザミ(大野薊)、[左下]エゾヤマツツジ(蝦夷山躑躅)の二度咲き、[右下]ウメバチソウ(梅鉢草)。

ヤマハハコ(山母子)の群落があった。ウスユキソウ(薄雪草)類の近縁種で、花期はそろそろ終わり。

海向山の頂上から少し下がった通称「展望レストラン」で、三々五々に恵山方面を眺めながらランチタイムとする。



青空を背景に、少し早い紅葉。

気圧の谷の接近で、空に筋状の巻雲が広がってきた。秋らしい風情が感じられる。

恵山を正面に見ながら、12時15分に下山を始めた。

岩が多いやや急な登山道を30分ほど下り、ほぼ平坦な箇所に着いて一息入れる。

13時55分、出発点の駐車場に戻って、下山を終了。全員の無事を確認し、挨拶の後に現地で解散した。
この日の函館(美原3丁目)の最高気温は21.7℃と、平年より4℃以上高かった。山頂付近で風がやや冷たかったが、穏やかな日和に恵まれ、秋の風情を少し味わうことができた。10月4日にNHK総合テレビ(地上波)の「にっぽん百低山」で放送された恵山の内容も話題になった。