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山楽人2
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2023年03月21日

3月19日(日) 濁川毛無山(周回)

 森町濁川地区の「濁川カルデラ」南東端に位置する毛無山(684.5m、通称:濁川毛無山)を、会山行としては6年ぶりに訪れた。今回は初めて、下山に南西峰を経由して周回するコースをとった。「会創立25周年記念」の第31座目で、参加は17名。

 濁川ダムの駐車場と林道脇に車を停めて注意事項を伝達し、快晴の空のもとを8時12分に出発。ダムの奥に続く広い林道を進む。
林道を進む

 林道を300mほど進んだところで、左に分岐する桂川林道に入る。20分ほど登ったヘアピンカーブの手前(C250付近)で、衣服調整の休憩をとる。
桂川林道のC250付近で衣服調整

 右側の木の幹に目立つピンクテープが撒かれており、藪で足元も悪い斜面を下がって狭い沢を越える。反対側の斜面を上がると作業道跡に出るが、さらにしばらくは不明瞭な藪状の登りになる。C300付近から樹林帯のややすっきりした登りになり、傾斜が増してくる。
C300付近を登る

 カルデラと外輪山の形成過程の結果、尾根の下部は凹地やコブが混在した複雑な地形になっている。尾根の途中にある小さな平地(広場)は、休憩の好適地。
尾根の地形は複雑

 尾根の中間部から右(南西方向)に、岩壁の鎧をまとった狗神岳(899.5m)の怪峰を望む。
尾根中間部から狗神岳

 C520付近は、北方向の好い展望台になっている。内浦湾越しに羊蹄山やニセコ連峰のほか、有珠山や尻別岳なども望めた。
羊蹄山とニセコアンヌプリ

 尾根の上部に達すると、北東峰(678m)の一角が見えてきた。左側(北方向)は雪崩斜面になっている。
678北東峰方向と雪崩斜面

 北東峰の頂上が近づくと、緩い傾斜のたおやかな様相になる。
678北東峰の直下

 北東峰の丸くてやや狭い頂上に到着。
678北東峰の頂上に到着

 北東峰の頂上から南西方向を望む。目指す濁川毛無山(二等三角点、点名:毛無山)と、その背後に荒々しい狗神岳(森町・八雲町境、三等三角点、点名も同じ)の頂部、左に888.9峰(森町、三等三角点、点名:桂川前山)。濁川毛無山に向かって左下から、このあと辿っていく雪稜が伸びている。
頂上から濁川毛無山・狗神岳・888.9峰

 同じく南東方向には、3月5日に登った森川山南峰(森町)、奥深い819.2峰(森町、二等三角点、点名:姫川)、中二股山(北斗市・森町境、三等三角点、点名:中二股川)などが望めた。
頂上から森川山南峰・中二股山

 北東峰から少し下がった場所の反射板近くから、森町の中心部を俯瞰する。
反射板の峰から森町中心部

 濁川毛無山に繋がる狭い尾根を、標高差80m下がる。
尾根を標高80m下がって

 標高598mの鞍部から、今度は標高差87mを登る。
標高差87mを登る①

 尾根の左側(南方向)には雪庇ができている。
標高差87mを登る②

 11時3分、予定より早く濁川毛無山の頂上に到着。北西方向の足下に濁川カルデラの平地、遠くに狩場山の大きな山容が見えた。
頂上から濁川カルデラと遠く狩場山方面

 東方向に駒ヶ岳の砂原岳(左、1112.2m)と剣ヶ峯(右、1131m)。
頂上から駒ヶ岳

 頂上にYmさん作成の山名標識を取り付ける。
山名標識の取り付け

 標識を入れて全体集合写真に収まる。右奥の木立先端のすぐ左に、羊蹄山が見えるだろうか。
頂上で全体集合

 11時52分、頂上をあとにして南西尾根を辿る。標高差32mを下がって29m上がると、南西峰(南西尾根の肩、682m)に至る。
682南西峰に向かう

 南西峰から南の急な尾根を下がる。
682南西峰から急下降

 この尾根斜面は陽当たりが良いので雪融けが早く、所どころで笹薮が現れている。
陽当たりが良い所は笹薮に

 南西峰から30分ほどで谷近くに下りた。南西峰方面を振り仰ぐ。
谷近くに下りて頂上方面を振り仰ぐ

 旧い林道を下っていく。頂上では西風がやや強かったが、谷の中は陽射しを受けて暖かい。
旧い林道を下る

 左(南西方向)の樹の間から、狗神岳を見上げる。「道南の秘峰中の秘峰」と呼ばれるにふさわしい山容。
樹の間から仰ぐ狗神岳

 旧い林道の脇を、雪融け水が勢いよく流れる。フキノトウが頭を出し始めていた。
雪融け水の流れとフキノトウ

 朽ちた木株から次世代の若い木々が幹を伸ばした、樹木の世代更新。
古株から更新した木々

 ダムから奥に向かう林道との合流点に到着し、アイゼンを外す。降りてきた林道の側に、車止めゲートが設置されていた。
林道ゲートに到着

 広い林道を少し歩き、13時35分に駐車場所に到着して下山を終了した。
 このところ暖かい日が続いたため積雪が減り、所どころで笹薮が現れていた。それでも雪が残る箇所は歩きやすく、スノーシューやわかんは頂上から南西峰のすぐ下まで使用しただけで、後は壷足かアイゼン装着で歩くことができた。
 頂上では風がやや冷たかったが下部では春の陽射しで暖かく、春山を先取りしたような良い山行であった。



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