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山楽人2
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2022年11月07日

11月6日(日) 川汲台場山

 函館市紅葉山町と旧南茅部町川汲の境に位置する川汲台場山(491m)は、「箱館戦争」(1868年~69年、新政府軍と旧幕府軍による戊辰戦争の最終局面で行われた戦闘)で土方歳三率いる旧幕府軍の分隊が砲台を築き、箱館府軍と交戦して敗走させ、戦闘の火蓋を切った史跡である。「会創立25周年記念」の第23座目で、参加は19名。

 新川汲トンネルの函館側入り口から950mほど函館市街地寄りにあるNTT管理道路入口ゲートを8時55分に出発。川汲峠まで約4kmの緩い道のりを、落ち葉を踏みしめながら進む。
NTT管理道路ゲートを出発

 アキグミ(秋茱萸)がたくさんの実をつけていた。数粒をいただいて、懐かしい味を楽しむ。
アキグミの実

 やや肌寒いものの、陽の光を浴びると暖かい。青空に映える赤色、黄色、橙色の彩りを鑑賞しながら辿る。
紅葉
あれも紅葉
これも紅葉

 モルタルが吹き付けられた法面の割れ目から伸びた、カワミドリ(河碧・川緑)と思われる名残りの花を見かけた。ハーブの一種で、草全体に芳香がある。
カワミドリ?

 橙色、赤色の錦繍が、次々と目を楽しませてくれる。
またまた紅葉
また紅葉

 落ち葉の絨毯になった道を快適に歩く。
落ち葉の絨毯

 休憩中に見かけたマタタビ(木天蓼)の実は、ドライフルーツになりかけていた。
マタタビの実

 道路脇に立つ紅白縞のポールに示された下の数字(写真では3200m)は入口からここまでの距離、上の数字(同じく1029m)はここから川汲峠の上に建つ無線中継施設までの距離。
3200m地点を通過

 NTTの無線中継施設が見えてきた。
NTT施設が見えた

 出発から約1時間30分で川汲峠に到着し、休憩をとる。
川汲峠に到着

 峠の標識や入林届ポストの様子。
峠の標識、入林届ポスト

 はじけたツルウメモドキ(蔓梅擬)の実。
ツルウメモドキ

 今回初めて頂上を踏むメンバー3名が先頭グループに入り、山道を歩き始める。
ようやく登山道に入る

 すっかり葉が落ちたサルナシ(猿梨、コクワ)の蔓に、たくさんの実が下がっていた。これもドライフルーツになりつつあったが、数粒食したら十分にジューシーで美味しかった。
サルナシの実

 頂上への最後の登りで、初登頂者3名が先頭に立つ。
もうすぐ頂上

 10時40分、頂上に到着。山名標識や案内板が設置されている。砲台陣地として周りに土塁を積み上げ、中央が窪んだ小広い頂上で、周囲の景色を眺めながら早めのランチタイムとする。
頂上の案内板

 西に5.9km離れた三森山(842.1m、三角点名も三森山)。名前の通り、眺める方向によって三つのピークに見えるが、こちらからは一つだけ。
三森山

 南西に24km離れた函館山(334m)。右奥にうっすらと見えるのは、36km離れた当別丸山(482.3m、三角点名も当別丸山)。左端に、汐泊川水系の矢別ダム(重力式ダムで洪水調節に使用)も見える。
矢別ダム・函館山方面

 南東に6.6km離れた蛾眉野毛無山(630.6m、三角点名:糸川)。山頂の左下(北東方向)にマイクロウェーブ波反射板が見える。
蛾眉野毛無山方面

 ランチ後に、恒例の全体集合写真を撮る。
全体集合

 11時17分、北東尾根に向かって下山を開始。ここの登山道は笹薮が薄くて、歩きやすい。
北東尾根を下る

 橙色と赤色のツートンカラーに染まったハウチワカエデ(羽団扇楓)の葉。このカエデは葉が大きいため一度に色付かず、葉先から少しづつ変化していく。だから黄緑色、黄色、橙色、赤色など変化に富み、多彩なグラデーションで森を彩る。
ハウチワカエデ

 尾根上の標高点306に登り返す途中にある、ブナの大木。
ブナの大木

 尾根上にある四等三角点(229.3m、点名:川汲温泉)の下方、気持ちの良いトラバース道を進む。川汲川対岸の尾根が近づいてきた。
紅葉の見納め

 最後は川汲川に向かって急な斜面を下っていく。川汲温泉旅館の建物が見えてきた。川汲温泉は土方歳三を始め、旧幕府軍分隊の兵たちが入浴したと言われ、この旅館の駐車場には「箱館戦争川汲戦戦死者慰霊碑」が建つ。
川汲温泉が見えた

 川汲川を渡渉して13時10分、川汲公園駐車場に到着して下山を終了。止めておいた車にドライバー4人を乗せ、道道83号線を通ってNTT管理道路入口から車を回収し、公園に戻ってきた。ここで挨拶を済ませ、各自の車または相乗りで帰宅の途に就いた。
 この2日前(11月4日)、函館市で2022~2023シーズンの初雪を観測したほか、横津岳(1167m)で初冠雪が確認された。冬が駆け足で近づいている時期であったが、天候に恵まれたこの日は、のんびり登山で今シーズン最後(?)の紅葉をたっぷりと楽しむことができた。



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