2021年06月28日
6月27日(日) 袴腰岳(横津岳コース)
北海道に出されていた緊急事態宣言の解除(6月20日)を受けて、会活動を再開した。久し振りの会山行なので、4時間30分程度の行動で楽しめる馴染みの袴腰岳(1108.4m、函館市最高峰)を、横津岳方面から往復した。
快適な青空のもと、夏の花を愛でながらゆっくりと歩いた。参加は16名。
横津岳登山道路(車道)上部ゲート手前の駐車場まで、車6台で上がる。車道は相変わらず穴だらけで走りにくいが、大きな穴は土嚢で埋められていた。08時40分に駐車場を出発。しばらくは車道を歩く。
車道から、樹の間越しに函館山を望む。青空に浮かぶ巻雲が美しい。
車道の脇に、山野草が目立ってきた。左:ハクサンチドリ、右:ノビネチドリ。
さらに、左上:ヤマオダマキ、右上:ゼンテイカ、左下:エゾニュウ、右下:ネバリノギラン。
袴腰岳に向かう分岐をいったん通り過ぎ、横津岳航空路監視レーダーを正面に見て「雲井の沼」に向かう。
沼は横津岳の山頂直下にも関わらず、いつも枯れることなく水を湛えている。スイレンには時期が早かったが、静かな水面に雲を映していた。
気象レーダーの前から袴腰岳への登山道に入る。左手(北方向)遠く、わずかに雪を残す羊蹄山が望めた。
登山道に笹が伸び出しているが、まだ藪にはなっていない。正面に袴腰岳、右手前に穏やかで丸い頭の烏帽子岳(1078m、函館市中心部から見ると袴腰岳との鞍部が切れ落ちているので烏帽子の形に見える)、左の遠くに古部丸山(691.0m)を見ながら進む。
ここまでに見られた山野草は、左上:エゾチドリ(別名:フタバツレサギソウ)の花蕾、右上:ゴゼンタチバナ、左下:ツマトリソウ(葉や花びらのへりに赤みがかった花があったのを、和服の「褄(つま=着物の裾の左右両端)」に見立てた名前)、右下:オクエゾサイシン。エゾチドリを「エゾチロリ」と発音が滑ったメンバー…。傍にいたメンバーいわく、「チロリ」は日本酒を温めて味わうための酒器だけど、飲み過ぎるとチドリ足になるねえ(笑)。
乾燥化が進んだ第一湿原の縁を回り込む。
第二湿原の脇で休憩をとる。青空に浮かぶ巻雲が美しい。
第二湿原にある小さな沼。周囲にはワタスゲが出始めていた。
ここで見られた山野草は、左上:ミネヤナギの綿毛、右上:エゾイソツツジ(ヤチボウズのような小さい円丘に咲いている)、左下:ワタスゲ、右下:タカネバラの花蕾。
烏帽子岳の手前から、横津岳(1167m)を振り返る。右奥には駒ヶ岳(1131m)も姿を見せていた。
駒ヶ岳をズームアップで。左に剣ヶ峯、右に屏風のような砂原岳。
10時25分、烏帽子岳に到着して休憩。
ここまでに観察できたのは、左上:タケシマラン、右上:カラマツソウ、左下:ハクサンボウフウ、右下:チシマフウロ。
烏帽子岳頂上で恒例の全体集合写真(1回目)を撮る。
袴腰岳に向かう。コルまで標高差80mを下り、110mを登り返す。
頂上までに見られた山野草は、左上:タニギキョウ、右上:ナナカマド、左下:コケモモ、右下:エゾシオガマ。
11時20分、袴腰岳頂上に到着。全体集合写真(2回目)を撮ってからランチタイムとする。
少しモヤっぽかったが、頂上からの展望をどうぞ。函館市中心部方面は、手前の庄司山(570.3m)が目立つ。奥に函館山。
袴腰岳と尾根で繋がる雁皮山(747m)。
南東方向には、三森山(842.1m)から恵山(617.6m)まで、亀田半島の山並も。
12時に頂上を出発し、往路を戻る。第二湿原付近をノンビリ辿るメンバー。ここから気象レーダーまで標高差70mほどを登り返す。風が弱い平坦路では、日傘が涼しい。
おまけ:笹の葉に開いた穴の列。笹の葉がまだ巻いている新芽の段階で幼虫が食べたので、葉が展開するとミシン目のように穴が並ぶ。
北海道では新型コロナウイルス感染拡大防止の「緊急事態宣言」が解除され、約1か月と3週間ぶりに会山行が実施できた(5月23日・北斗毛無山登山道整備①[丸木橋の補修と登山道の倒木処理]を除く)。ただし、7月11日まで「まん延等防止重点措置」に切り替えられた状態で、感染症が収束したわけではないので、会行事(例会、山行)への参加においては、引き続き感染対策に十分な配慮をお願いします。
次回は、北斗毛無山登山道整備②[登山道の刈り払い]の予定です。
快適な青空のもと、夏の花を愛でながらゆっくりと歩いた。参加は16名。
横津岳登山道路(車道)上部ゲート手前の駐車場まで、車6台で上がる。車道は相変わらず穴だらけで走りにくいが、大きな穴は土嚢で埋められていた。08時40分に駐車場を出発。しばらくは車道を歩く。
車道から、樹の間越しに函館山を望む。青空に浮かぶ巻雲が美しい。
車道の脇に、山野草が目立ってきた。左:ハクサンチドリ、右:ノビネチドリ。
さらに、左上:ヤマオダマキ、右上:ゼンテイカ、左下:エゾニュウ、右下:ネバリノギラン。
袴腰岳に向かう分岐をいったん通り過ぎ、横津岳航空路監視レーダーを正面に見て「雲井の沼」に向かう。
沼は横津岳の山頂直下にも関わらず、いつも枯れることなく水を湛えている。スイレンには時期が早かったが、静かな水面に雲を映していた。
気象レーダーの前から袴腰岳への登山道に入る。左手(北方向)遠く、わずかに雪を残す羊蹄山が望めた。
登山道に笹が伸び出しているが、まだ藪にはなっていない。正面に袴腰岳、右手前に穏やかで丸い頭の烏帽子岳(1078m、函館市中心部から見ると袴腰岳との鞍部が切れ落ちているので烏帽子の形に見える)、左の遠くに古部丸山(691.0m)を見ながら進む。
ここまでに見られた山野草は、左上:エゾチドリ(別名:フタバツレサギソウ)の花蕾、右上:ゴゼンタチバナ、左下:ツマトリソウ(葉や花びらのへりに赤みがかった花があったのを、和服の「褄(つま=着物の裾の左右両端)」に見立てた名前)、右下:オクエゾサイシン。エゾチドリを「エゾチロリ」と発音が滑ったメンバー…。傍にいたメンバーいわく、「チロリ」は日本酒を温めて味わうための酒器だけど、飲み過ぎるとチドリ足になるねえ(笑)。
乾燥化が進んだ第一湿原の縁を回り込む。
第二湿原の脇で休憩をとる。青空に浮かぶ巻雲が美しい。
第二湿原にある小さな沼。周囲にはワタスゲが出始めていた。
ここで見られた山野草は、左上:ミネヤナギの綿毛、右上:エゾイソツツジ(ヤチボウズのような小さい円丘に咲いている)、左下:ワタスゲ、右下:タカネバラの花蕾。
烏帽子岳の手前から、横津岳(1167m)を振り返る。右奥には駒ヶ岳(1131m)も姿を見せていた。
駒ヶ岳をズームアップで。左に剣ヶ峯、右に屏風のような砂原岳。
10時25分、烏帽子岳に到着して休憩。
ここまでに観察できたのは、左上:タケシマラン、右上:カラマツソウ、左下:ハクサンボウフウ、右下:チシマフウロ。
烏帽子岳頂上で恒例の全体集合写真(1回目)を撮る。
袴腰岳に向かう。コルまで標高差80mを下り、110mを登り返す。
頂上までに見られた山野草は、左上:タニギキョウ、右上:ナナカマド、左下:コケモモ、右下:エゾシオガマ。
11時20分、袴腰岳頂上に到着。全体集合写真(2回目)を撮ってからランチタイムとする。
少しモヤっぽかったが、頂上からの展望をどうぞ。函館市中心部方面は、手前の庄司山(570.3m)が目立つ。奥に函館山。
袴腰岳と尾根で繋がる雁皮山(747m)。
南東方向には、三森山(842.1m)から恵山(617.6m)まで、亀田半島の山並も。
12時に頂上を出発し、往路を戻る。第二湿原付近をノンビリ辿るメンバー。ここから気象レーダーまで標高差70mほどを登り返す。風が弱い平坦路では、日傘が涼しい。
おまけ:笹の葉に開いた穴の列。笹の葉がまだ巻いている新芽の段階で幼虫が食べたので、葉が展開するとミシン目のように穴が並ぶ。
北海道では新型コロナウイルス感染拡大防止の「緊急事態宣言」が解除され、約1か月と3週間ぶりに会山行が実施できた(5月23日・北斗毛無山登山道整備①[丸木橋の補修と登山道の倒木処理]を除く)。ただし、7月11日まで「まん延等防止重点措置」に切り替えられた状態で、感染症が収束したわけではないので、会行事(例会、山行)への参加においては、引き続き感染対策に十分な配慮をお願いします。
次回は、北斗毛無山登山道整備②[登山道の刈り払い]の予定です。