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山楽人2
山楽人2
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2025年05月23日

5月18日(日) 北斗毛無山(登山道整備①-1:丸木橋補修)

 毎年この時期の恒例行事となっている北斗毛無山(750.4m)の檜沢の滝までの沢に架かる丸木橋の補修整備と、頂上に至る登山道の倒木処理作業を行った。参加は橋整備組12名(元会員3名と飛び入り助っ人1名を含む)、倒木処理組6名(チェーンソー持参の助っ人1名を含む)の計18名。
 先ず、丸木橋組の様子を紹介します。


 北斗市中山地区の国道227号線路側帯の駐車場を8時30分に出発し、吊り橋に向かう。いつもの場所にタチカメバソウ(立亀葉草)の群落。
タチカメバソウ

 開き始めたニリンソウ(二輪草)。
ニリンソウ

 大野川に架かる吊り橋を渡る。橋の羽目板は5月9日(金)、檜山森林管理署の差配によって敷設された。
吊り橋を渡って

 清楚なヒトリシズカ(一人静)。
ヒトリシズカ

 小雨に濡れてガラス細工のようになったサンカヨウ(山荷葉)の花。
サンカヨウ

 吊り橋を渡って大野川右岸の林を抜けた沢に架かる最初の丸木橋は、すっかり流されていた。下流から元の橋材を引き戻して架け直し。
流されていた最初の橋

 すぐ先の二番目の橋も、全面的に架け替えた。
二番目の橋も架け直し

 半分が流された三番目の橋は、残った木材を掘り起こして川幅全体に渡した。
半分流された三番目の橋

 番線とシノで木材を固定し、上面に砂利を敷いて歩きやすくする。
残った丸木を引き出して設置
掛け替えを終了

 旧道を分けて檜沢の滝に向かう。砂防堰堤脇で土砂が崩れ、2023年5月に付け替えたトラバース道は、今回も無傷であった。
2年前に付け替えたトラバース道

 滝に向かう山道の最初の橋も、ご覧のとおり。
旧道分岐を過ぎた橋

 ここも、丸木を集めて全面的に架け替えた。
丸木を集めて掛け替え
掛け替え終了

 こちらの橋も架け替え。
この橋もほぼ架け替え

 一息入れながら…。
一息入れて

 丸木集めに苦労する箇所もあったが、作業は少しずつ進めることができた。
丸木集めに苦労しながら作業は進む

 やや太い倒木を切り出して、がっしりと組み上げた。
立派に完成①
立派に完成②

 檜沢の下にある最後の橋は、毎年にように礫や砂利などが詰まってダム状態になるが、幸いにも流されことが無い。
 上方と下方から、スコップで礫や砂利を取り除き、枝や木の根を鋸で切り取って、水の流れを確保する。
最後の橋は毎年ダム状態に
橋の下の土砂を取り除く①
橋の下の土砂を取り除く②
橋の下の土砂を取り除く③
橋の下の土砂を取り除く④
掘削作業を終了

 これで丸木橋の補修整備作業を終了した。集合写真をとって、下山に向かう。
作業を終えて檜沢の滝で集合写真

 檜沢の滝の全景。
檜沢の滝

 オオバキスミレ(大葉黄菫)。
オオバキスミレ

 キバナイカリソウ(黄花錨草)。
キバナイカリソウ

 12時40分、駐車場に到着して、ここでランチタイムとする。
 春先の三月中旬に大雪が降った影響で雪解けの水量が多かったためか、殆どの丸木橋が流されたり水没したりして渡れない状態であった。このため、橋を全面的な架け替えるなど、作業量は結構あった。しかし、助っ人や元会員の方々の手際の良い作業で、12時ちょうどに作業を完了することができた。
 安心して初夏の毛無山を楽しんで下さい。頂上までの登山道整備(倒木処理など)の様子は、次のブログで紹介します。
  


Posted by 山楽人2 at 10:00Comments(0)登山アウトドア自然観察