2021年03月15日
3月14日(日) 鳴川岳(南西尾根コース)
鳴川岳(769.2m、点名:鳴川山)は七飯岳(779.2m)と同様、横津岳(1167m)の南西側(七飯町中心部側)山腹にコブ状の頭を持ち上げている。無雪期は横津岳頂上に登る自動車道から僅か350mほどの藪漕ぎで登れるほど存在感の薄い山だが、当会として初めて、南西尾根を利用して積雪期に登ってみた。参加は16名。
【プロローグ】
鳴川岳は、七飯岳ほどに登られていない。今回利用した南西尾根は、七飯岳の冬期登山ルートで通過する採石場縁の向かい側(登り時の右側)にあたる。七飯町仁山から撮影した画像で地理概念を確認する(2021年3月7日撮影)。

【さて、本題】
七飯町鳴川町農道三叉路(C207付近)の除雪されていない道路出合に車を停めて、8時20分に出発。林道を120mほど辿って尾根末端に取り付く。

尾根に上がって、送電線(二本)の下でスノーシューやワカンを装着し、尾根を緩やかに辿っていく。

C380付近から左手に採石場を眺める。七飯岳への登り(向かいの尾根)で馴染んだ逆方向から俯瞰している。左遠景は仁山高原スキー場と木地挽高原。

七飯岳(779.2m)の丸い頂部を望む。右端の顕著な岩場は、通称「ライオン岩」。
![七飯岳頂上部[右にライオン岩] 七飯岳頂上部[右にライオン岩]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210314-E%E9%B3%B4%E5%B7%9D%E5%B2%B3k%E4%B8%83%E9%A3%AF%E5%B2%B3%E9%A0%82%E4%B8%8A%E9%83%A8%5B%E5%8F%B3%E3%81%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%B2%A9%5Dk.jpg)
C400前後で暫くの間、採石場からつながる広い作業道を進む。

右手に函館山と市街地が見えた。

作業道の脇、雪が消えた露地に頭を出したフキノトウ。春の兆しを感じる。

C570付近で、尾根の角度(進行方向)が北東から東に45度変わる。変曲点の下をトラバース。

尾根上の680mポコを越すと、鳴川岳へ最後の登りにかかる。

C730付近の樹間から当別丸山(482.3m)が見えた。

11時5分、鳴川岳頂上に到着(登り:2時間45分)。

頂上の樹木に、Ymさん作成の山名標識を取り付ける。

標識を入れて、恒例の全体集合写真を撮る。


北風を避け、雪壁の陰でゆったりとランチタイム。

山頂から望む景観をどうぞ、先ず駒ヶ岳(1131m)方面から。頂上付近の北方は樹木が繁茂してすっきり望めないが、剣ヶ峯の雪と岩のコントラストが美しい。

北西隣りの七飯岳。右端の岩場・通称「ライオン岩」が目に付く。

北北東を仰ぐと、横津岳頂上の航空路監視レーダーのドームと「ばんだい号」慰霊碑(1971年7月3日、横津岳山頂南麓斜面に東亜国内航空のYS-11型機が墜落する事故により、乗客乗員68名が亡くなった)。

北東には、横津連山一角の函館市最高峰・袴腰岳。

東南東方向に三森山。右の遠くに恵山や尾札部毛無山が頭を出している。古部丸山(691.0m)は、三森山に隠れて見えない。
![三森山、恵山[奥左]と尾札部毛無山[奥右] 三森山、恵山[奥左]と尾札部毛無山[奥右]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210314-U%E9%B3%B4%E5%B7%9D%E5%B2%B3k%E4%B8%89%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E3%80%81%E6%81%B5%E5%B1%B1%5B%E5%A5%A5%E5%B7%A6%5D%E3%81%A8%E5%B0%BE%E6%9C%AD%E9%83%A8%E6%AF%9B%E7%84%A1%E5%B1%B1%5B%E5%A5%A5%E5%8F%B3%5Dk_1.jpg)
南東方向の近くには、雁皮山(北峰、南峰)と蝦夷松山。

南方向に函館山。

11時45分に下山開始。南西から西にかけての展望が広がる。


下山途中で見かけたノリウツギのドライフラワー。

下りはC330付近から285mポコに向かう別尾根に踏み込んでしまったが、結果的にこちらの尾根は積雪が多く、楽に下ることができた。
13時25分、駐車場所に到着して下山を終了(下り1時間40分)。
簡単に挨拶を済ませ、車ごとに解散した。
馴染みの薄い鳴川岳であったが、積雪期の南西尾根は適度な登降で良い展望が得られることが分かった。機会があったら、またトレースしてみたい。
【プロローグ】
鳴川岳は、七飯岳ほどに登られていない。今回利用した南西尾根は、七飯岳の冬期登山ルートで通過する採石場縁の向かい側(登り時の右側)にあたる。七飯町仁山から撮影した画像で地理概念を確認する(2021年3月7日撮影)。

【さて、本題】
七飯町鳴川町農道三叉路(C207付近)の除雪されていない道路出合に車を停めて、8時20分に出発。林道を120mほど辿って尾根末端に取り付く。

尾根に上がって、送電線(二本)の下でスノーシューやワカンを装着し、尾根を緩やかに辿っていく。

C380付近から左手に採石場を眺める。七飯岳への登り(向かいの尾根)で馴染んだ逆方向から俯瞰している。左遠景は仁山高原スキー場と木地挽高原。

七飯岳(779.2m)の丸い頂部を望む。右端の顕著な岩場は、通称「ライオン岩」。
![七飯岳頂上部[右にライオン岩] 七飯岳頂上部[右にライオン岩]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210314-E%E9%B3%B4%E5%B7%9D%E5%B2%B3k%E4%B8%83%E9%A3%AF%E5%B2%B3%E9%A0%82%E4%B8%8A%E9%83%A8%5B%E5%8F%B3%E3%81%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%B2%A9%5Dk.jpg)
C400前後で暫くの間、採石場からつながる広い作業道を進む。

右手に函館山と市街地が見えた。

作業道の脇、雪が消えた露地に頭を出したフキノトウ。春の兆しを感じる。

C570付近で、尾根の角度(進行方向)が北東から東に45度変わる。変曲点の下をトラバース。

尾根上の680mポコを越すと、鳴川岳へ最後の登りにかかる。

C730付近の樹間から当別丸山(482.3m)が見えた。

11時5分、鳴川岳頂上に到着(登り:2時間45分)。

頂上の樹木に、Ymさん作成の山名標識を取り付ける。

標識を入れて、恒例の全体集合写真を撮る。


北風を避け、雪壁の陰でゆったりとランチタイム。

山頂から望む景観をどうぞ、先ず駒ヶ岳(1131m)方面から。頂上付近の北方は樹木が繁茂してすっきり望めないが、剣ヶ峯の雪と岩のコントラストが美しい。

北西隣りの七飯岳。右端の岩場・通称「ライオン岩」が目に付く。

北北東を仰ぐと、横津岳頂上の航空路監視レーダーのドームと「ばんだい号」慰霊碑(1971年7月3日、横津岳山頂南麓斜面に東亜国内航空のYS-11型機が墜落する事故により、乗客乗員68名が亡くなった)。

北東には、横津連山一角の函館市最高峰・袴腰岳。

東南東方向に三森山。右の遠くに恵山や尾札部毛無山が頭を出している。古部丸山(691.0m)は、三森山に隠れて見えない。
![三森山、恵山[奥左]と尾札部毛無山[奥右] 三森山、恵山[奥左]と尾札部毛無山[奥右]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210314-U%E9%B3%B4%E5%B7%9D%E5%B2%B3k%E4%B8%89%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E3%80%81%E6%81%B5%E5%B1%B1%5B%E5%A5%A5%E5%B7%A6%5D%E3%81%A8%E5%B0%BE%E6%9C%AD%E9%83%A8%E6%AF%9B%E7%84%A1%E5%B1%B1%5B%E5%A5%A5%E5%8F%B3%5Dk_1.jpg)
南東方向の近くには、雁皮山(北峰、南峰)と蝦夷松山。

南方向に函館山。

11時45分に下山開始。南西から西にかけての展望が広がる。


下山途中で見かけたノリウツギのドライフラワー。

下りはC330付近から285mポコに向かう別尾根に踏み込んでしまったが、結果的にこちらの尾根は積雪が多く、楽に下ることができた。
13時25分、駐車場所に到着して下山を終了(下り1時間40分)。
簡単に挨拶を済ませ、車ごとに解散した。
馴染みの薄い鳴川岳であったが、積雪期の南西尾根は適度な登降で良い展望が得られることが分かった。機会があったら、またトレースしてみたい。
この記事へのコメント
こんにちは。はじめまして
いつも、ブログを楽しみに拝見しております。
また、プレートの設置ありがとうございます。
いつか、こちらのお山にも挑戦したいと思います。
道南の山々のプレートを目指して登山を楽しんでおります。
https://youtube.com/channel/UCg5PBADfn7QRXWzpNgpU7dA
ご報告まで (^^)
Posted by 栗瑛太 at 2021年03月16日 18:05
====================
2021年3月17日
当クラブのブログをいつも訪問して戴き、ありがとうございます。
「コロナ禍」で遠出を差し控えたこの一年間、身近にありながら馴染みの薄い山や、
いつも登っている山でも新しいルートを辿ってみると、新しい発見があることを知りました。
栗瑛太さんも、いろんな山の楽しみ方を「create」され、共有してくださると幸いです。
改めてお礼まで。
Posted by 山楽人2 at 2021年03月17日 21:36
いつも、ブログを楽しみに拝見しております。
また、プレートの設置ありがとうございます。
いつか、こちらのお山にも挑戦したいと思います。
道南の山々のプレートを目指して登山を楽しんでおります。
https://youtube.com/channel/UCg5PBADfn7QRXWzpNgpU7dA
ご報告まで (^^)
Posted by 栗瑛太 at 2021年03月16日 18:05
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2021年3月17日
当クラブのブログをいつも訪問して戴き、ありがとうございます。
「コロナ禍」で遠出を差し控えたこの一年間、身近にありながら馴染みの薄い山や、
いつも登っている山でも新しいルートを辿ってみると、新しい発見があることを知りました。
栗瑛太さんも、いろんな山の楽しみ方を「create」され、共有してくださると幸いです。
改めてお礼まで。
Posted by 山楽人2 at 2021年03月17日 21:36
Posted by 山楽人2
at 2021年03月17日 21:55
