2021年03月08日
3月7日(日) 北斗700m峰
北斗市の中山地区と戸切地地区の境界に、二等三角点を持つ696.3mの無名峰(点名:河汲沢)が聳えている。そこから北北西へわずか160m離れた隣りにもう少し高いピークがあり、当クラブでは「北斗700m峰」と呼んでいる。快晴の空の下、頂上付近からほぼ360度の展望を楽しんだ。参加は19名。
北斗市中山地区の国道227号線から林道を400mほど入った北海道電力ネットワーク(株)北斗変換所の入口前(C150付近)に車を置かせてもらい、8時5分に出発。大野川支流の上河汲沢川に沿う林道を辿る。

林道を850mほど進んでから、上河汲沢川右岸台地の水道(貯水)施設に上がる。雪面はクラストして、ラッセルは容易だった。

今回サブリーダー担当のMkさんとSsさんを先頭に、作業道を辿る。この付近は細かい沢や尾根が入り組んで複雑な地形だが、要所要所で現在地を確かめながら進む。

C370付近の緩斜面を登る。陽射しを浴びて気持ちが良い。

C400付近から傾斜がきつくなる。斜上も慎重に。

491mポコに上がる。

明瞭な尾根に変わると、右手(北方向)の樹の間から近くの山々が見え出した。先ず、木地挽高原の一角。

頂上にマイクロ波反射板がある二股岳(825.6m)。

ブナの木の根元は根開けが始まっている。

傾斜が緩んだ尾根を快適に登る。

右手に、北斗毛無山(750.4m)の円頂も見えてきた。

696.3m峰に到着して一息入れ、しばし展望を楽しむ。

北北東方向、木地挽高原の向こうに駒ヶ岳(剣ヶ峯:1131m)

南東方向を振り返れば、函館平野と函館山。右端の階段状地形は、石灰石を採掘する峩朗鉱山。

南方向には、端正な姿の当別丸山(482.3m)。
![696.3m峰から南に当別丸山[中央やや左] 696.3m峰から南に当別丸山[中央やや左]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210307-O%E5%8C%97%E6%96%97700m%E5%B3%B0k696.3m%E5%B3%B0%E3%81%8B%E3%82%89%E5%8D%97%E3%81%AB%E5%BD%93%E5%88%A5%E4%B8%B8%E5%B1%B1k.jpg)
その右手の南西方向には、桂岳や袴腰山、知内山塊や遠く大千軒岳方面。

10時45分、目の前の700m峰に上がる。地形図上の700mコンターは、長径26m×短径14mのいびつな楕円形をしている。

さっそく恒例の全体集合写真を撮る。背景は、北西に約2.5km離れた北斗毛無山(中央)と、北に約8.0km離れた二股岳(右奥の三角形)。


冷たい北西風を避け、函館平野方面を眺めながらランチタイム。

頂上や周りからの景観をどうぞ。まず、西方向には雷電山(702.5m)。頂上稜線の手前(東側)に雪庇が発達している。

頂上から北西に少し下りた場所から、西北西方向に設計山(701.5m)と焼木尻岳(561.0m)。


北西方向に約28km離れた乙部岳と、厚沢部町・827.2m峰(点名:下俄郎)。左の樹木の蔭は前記の設計山。

そして、北方向には北斗毛無山、二股岳などの馴染みの山々と、北斗市・森町境の山も。

最後は横津岳(1167m)の連山。やや右手遠くに頭をもたげる三森山(842.1m)も見えた。

山頂を11時20分に出発し、下山にかかる。降りるにつれて春の暖かさが感じられ、貯水施設先の雪原はのんびりハイキングの気分。変換所入口前には12時55分に到着して、下山を終了した。

装備を解いて挨拶を済ませ、国道227号線まで慎重に車を出して解散した。
この日の函館市の日平均気温は氷点下2.1℃と平年の2月16日頃の気温で、頂上では風もやや強く「春は名のみぞ」の感があったが、青空と陽射しのお蔭で麓では少し春を感じられた。
函館市内の新型コロナウイルス感染者は3月7日現在で累計526人と、山形県一県の543人に匹敵しています。札幌市と小樽市で感染が確認された人の中には、変異したウイルスに感染している疑いがあるそうです。皆さん、今後も気を緩めずに感染症対策を引き続き取って、次の山行も楽しみましょう。
北斗市中山地区の国道227号線から林道を400mほど入った北海道電力ネットワーク(株)北斗変換所の入口前(C150付近)に車を置かせてもらい、8時5分に出発。大野川支流の上河汲沢川に沿う林道を辿る。

林道を850mほど進んでから、上河汲沢川右岸台地の水道(貯水)施設に上がる。雪面はクラストして、ラッセルは容易だった。

今回サブリーダー担当のMkさんとSsさんを先頭に、作業道を辿る。この付近は細かい沢や尾根が入り組んで複雑な地形だが、要所要所で現在地を確かめながら進む。

C370付近の緩斜面を登る。陽射しを浴びて気持ちが良い。

C400付近から傾斜がきつくなる。斜上も慎重に。

491mポコに上がる。

明瞭な尾根に変わると、右手(北方向)の樹の間から近くの山々が見え出した。先ず、木地挽高原の一角。

頂上にマイクロ波反射板がある二股岳(825.6m)。

ブナの木の根元は根開けが始まっている。

傾斜が緩んだ尾根を快適に登る。

右手に、北斗毛無山(750.4m)の円頂も見えてきた。

696.3m峰に到着して一息入れ、しばし展望を楽しむ。

北北東方向、木地挽高原の向こうに駒ヶ岳(剣ヶ峯:1131m)

南東方向を振り返れば、函館平野と函館山。右端の階段状地形は、石灰石を採掘する峩朗鉱山。

南方向には、端正な姿の当別丸山(482.3m)。
![696.3m峰から南に当別丸山[中央やや左] 696.3m峰から南に当別丸山[中央やや左]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210307-O%E5%8C%97%E6%96%97700m%E5%B3%B0k696.3m%E5%B3%B0%E3%81%8B%E3%82%89%E5%8D%97%E3%81%AB%E5%BD%93%E5%88%A5%E4%B8%B8%E5%B1%B1k.jpg)
その右手の南西方向には、桂岳や袴腰山、知内山塊や遠く大千軒岳方面。

10時45分、目の前の700m峰に上がる。地形図上の700mコンターは、長径26m×短径14mのいびつな楕円形をしている。

さっそく恒例の全体集合写真を撮る。背景は、北西に約2.5km離れた北斗毛無山(中央)と、北に約8.0km離れた二股岳(右奥の三角形)。


冷たい北西風を避け、函館平野方面を眺めながらランチタイム。

頂上や周りからの景観をどうぞ。まず、西方向には雷電山(702.5m)。頂上稜線の手前(東側)に雪庇が発達している。

頂上から北西に少し下りた場所から、西北西方向に設計山(701.5m)と焼木尻岳(561.0m)。


北西方向に約28km離れた乙部岳と、厚沢部町・827.2m峰(点名:下俄郎)。左の樹木の蔭は前記の設計山。

そして、北方向には北斗毛無山、二股岳などの馴染みの山々と、北斗市・森町境の山も。

最後は横津岳(1167m)の連山。やや右手遠くに頭をもたげる三森山(842.1m)も見えた。

山頂を11時20分に出発し、下山にかかる。降りるにつれて春の暖かさが感じられ、貯水施設先の雪原はのんびりハイキングの気分。変換所入口前には12時55分に到着して、下山を終了した。

装備を解いて挨拶を済ませ、国道227号線まで慎重に車を出して解散した。
この日の函館市の日平均気温は氷点下2.1℃と平年の2月16日頃の気温で、頂上では風もやや強く「春は名のみぞ」の感があったが、青空と陽射しのお蔭で麓では少し春を感じられた。
函館市内の新型コロナウイルス感染者は3月7日現在で累計526人と、山形県一県の543人に匹敵しています。札幌市と小樽市で感染が確認された人の中には、変異したウイルスに感染している疑いがあるそうです。皆さん、今後も気を緩めずに感染症対策を引き続き取って、次の山行も楽しみましょう。