2020年08月18日
8月16日(日) 袴腰岳(新中野ダムコース)
函館では8月11日ころまで曇りや雨の天気が続いていたが、ようやく晴天が続いて気温も上昇。夏模様になってきた。最高気温30℃が予想されたこの日、昨年に続いて新中野ダムコースから函館市の最高峰・袴腰岳(1,108.4m)を訪れた。始めは曇っていたが次第に青空が広がり、蝶や山野草に出会え、展望も楽しめた。参加は17名。
下層の雲(層積雲)が被っていたが雨の心配はなく、思ったより涼しい中、通称「第二登山口(C560付近)」を8時20分に出発。カンバやブナの木が混じるトドマツ植林地を進み、小さな尾根に上がる。

樹林帯の道端に、数は少ないながら山野草が見られた。まず、ツルリンドウの花。

線香花火のようなトチバニンジン。

ジイソブ(ツルニンジン)の花。

姿の良いキノコも。

ホウキタケの仲間。

C714付近は、登山道のネマガリダケがきれいに刈り払われていた。渡島総合振興局東部森林室の作業対応に感謝。

三角山に向かって登っていると、下層の雲が消散して青空が見えてきた。西の空に広がる、美しい巻雲の群れ。

通称「三角山(889m標高点)」を過ぎると、左の樹林越しに袴腰岳の頂上が見えてきた。

旧函館市と旧南茅部町の市町境界だった主稜線に上がり、C1050付近から頂上を仰ぐ。先に見える電光形の登山道を上がる。

北の空に、上空の強い風(ジェット気流)の存在を示す、風向(画面の左から右に向かう)と直角方向に並んだ巻雲の列が見られた。ちなみに、この日の9時、札幌市で実際に観測された風は、上空10.8kmで西の風46.8m/秒の強さであった。

頂上直下で見かけたアキノキリンソウの花。

10時35分、頂上に到着。互いに少し離れて、早めのランチタイムとする。多くの種類の蝶が飛び交っていた中で、近くにとまったキアゲハを撮影。「アサギマダラらしい蝶を見た」とOさん。

頂上からの展望をどうぞ。まず、南東方向に古部丸山(三角形、691.0m)と恵山(右端、617.6m)。左の太平洋上は低い雲に覆われている。

南に雁皮山(三角形、743.3m)。その上空に「ジェット気流」の存在を示唆する巻雲列と、ほんの少し色付いた彩雲。

中央やや右寄りに函館山(334m)。函館山の頂上付近にできた雲が左に流されながら、ほぼ等間隔の積雲として連なっている。山を乗り越えた風の影響による「風下波」と思われる。

ランチ後、頂上から横津岳方面に少し進んで、頂上の肩から北西~北方向の景色を眺めた。ほぼ真北、ちょうど100km彼方の羊蹄山(1,898m)が頭を見せていた。

北西19kmの駒ヶ岳(1,131m)。

西北西3.3kmに、多くの通信施設を乗せた横津岳(1,167m)。

袴腰岳の頂上を初めて踏んだメンバー(Sさん、Kさん、Fさん、Nさん)。

11時20分、下山を開始。少し下がった主稜線上から、函館市中心部を俯瞰する。手前中央、森に囲まれた大きな建物は「公立はこだて未来大学」か。

かなり下がった所から、南西方向に庄司山(570.3m)の急峻な山容が望めた。右は当別丸山(482.3m)、左遠くは知内山塊。

13時ちょうど、「第二登山口」に下山終了。点呼後、車が離れないように連なってゆっくりと林道を下り、新中野ダムの駐車場で全員の無事下山を確認。挨拶を済ませて解散した。
東日本や西日本で猛暑日が連続している中、この日は函館市でも最高気温が29.7℃まで上がった。しかし早い出発が功を奏し、山中では心配したほどの暑さを感じず、爽やかな気分で山行を楽しむことができた。
下層の雲(層積雲)が被っていたが雨の心配はなく、思ったより涼しい中、通称「第二登山口(C560付近)」を8時20分に出発。カンバやブナの木が混じるトドマツ植林地を進み、小さな尾根に上がる。

樹林帯の道端に、数は少ないながら山野草が見られた。まず、ツルリンドウの花。

線香花火のようなトチバニンジン。

ジイソブ(ツルニンジン)の花。

姿の良いキノコも。

ホウキタケの仲間。

C714付近は、登山道のネマガリダケがきれいに刈り払われていた。渡島総合振興局東部森林室の作業対応に感謝。

三角山に向かって登っていると、下層の雲が消散して青空が見えてきた。西の空に広がる、美しい巻雲の群れ。

通称「三角山(889m標高点)」を過ぎると、左の樹林越しに袴腰岳の頂上が見えてきた。

旧函館市と旧南茅部町の市町境界だった主稜線に上がり、C1050付近から頂上を仰ぐ。先に見える電光形の登山道を上がる。

北の空に、上空の強い風(ジェット気流)の存在を示す、風向(画面の左から右に向かう)と直角方向に並んだ巻雲の列が見られた。ちなみに、この日の9時、札幌市で実際に観測された風は、上空10.8kmで西の風46.8m/秒の強さであった。

頂上直下で見かけたアキノキリンソウの花。

10時35分、頂上に到着。互いに少し離れて、早めのランチタイムとする。多くの種類の蝶が飛び交っていた中で、近くにとまったキアゲハを撮影。「アサギマダラらしい蝶を見た」とOさん。

頂上からの展望をどうぞ。まず、南東方向に古部丸山(三角形、691.0m)と恵山(右端、617.6m)。左の太平洋上は低い雲に覆われている。

南に雁皮山(三角形、743.3m)。その上空に「ジェット気流」の存在を示唆する巻雲列と、ほんの少し色付いた彩雲。

中央やや右寄りに函館山(334m)。函館山の頂上付近にできた雲が左に流されながら、ほぼ等間隔の積雲として連なっている。山を乗り越えた風の影響による「風下波」と思われる。

ランチ後、頂上から横津岳方面に少し進んで、頂上の肩から北西~北方向の景色を眺めた。ほぼ真北、ちょうど100km彼方の羊蹄山(1,898m)が頭を見せていた。

北西19kmの駒ヶ岳(1,131m)。

西北西3.3kmに、多くの通信施設を乗せた横津岳(1,167m)。

袴腰岳の頂上を初めて踏んだメンバー(Sさん、Kさん、Fさん、Nさん)。

11時20分、下山を開始。少し下がった主稜線上から、函館市中心部を俯瞰する。手前中央、森に囲まれた大きな建物は「公立はこだて未来大学」か。

かなり下がった所から、南西方向に庄司山(570.3m)の急峻な山容が望めた。右は当別丸山(482.3m)、左遠くは知内山塊。

13時ちょうど、「第二登山口」に下山終了。点呼後、車が離れないように連なってゆっくりと林道を下り、新中野ダムの駐車場で全員の無事下山を確認。挨拶を済ませて解散した。
東日本や西日本で猛暑日が連続している中、この日は函館市でも最高気温が29.7℃まで上がった。しかし早い出発が功を奏し、山中では心配したほどの暑さを感じず、爽やかな気分で山行を楽しむことができた。