2020年06月22日
6月21日(日) 駒ヶ岳
北海道が移動性高気圧に覆われた爽やかな夏至の日、馴染みの駒ヶ岳で初夏の山野草をゆっくりと観察した。また、ごみ拾いも行った。参加は22名。
赤井川コース六合目駐車場に集合。すでに多くの車が停まっていた。鋭い剣ヶ峯と丸い円山を見上げながら、ゆっくりと登り始める。

早速、ベニバナイチヤクソウが見られた。

ミネヤナギは果実が裂開して綿毛状になっている。

ドロノキの果穂(かすい)。これも成熟すると裂開して綿毛をまき散らす。

火山噴出物が堆積し、流水で洗堀されて歩きにくい道を、山野草やごみを探しながら登る。

八合目で休憩。振り返ると、大沼・小沼から横津岳、函館山や当別丸山の展望が素晴らしい。


麓では花の時期を終えたタニウツギが、ここでは勢いよく咲き誇っている。馬ノ背の近くには、まだ蕾の株もあった。

到着した馬ノ背(≒C900)では、多くの登山者が思い思いに休んでいた。家族連れで子供の姿も多い。剣ヶ峯(1,131m、手前斜面の中腹に気象庁の監視カメラあり)と円山(頂上に北海道大学?の監視カメラあり)を仰ぐ。
気象庁火山監視カメラの画像(2分間隔の静止画)は一般に公開されているので、出かける前に山の天気が確認できる。こちらからどうぞ。

火口原をはさんで、北に砂原岳(1,112.2m)。

南東に隅田盛(892.2m、頂上に国土地理院の観測施設あり)。

以下、これから開き始める花、旬を迎えた花、最盛期を過ぎた花の姿をどうぞ。
まず、馬ノ背のハイマツの下に茎を伸ばしていたクモキリソウ(花はこれから)。
![クモキリソウ[花はこれから] クモキリソウ[花はこれから]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-L%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%A6%5B%E8%8A%B1%E3%81%AF%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%5Dk.jpg)
エゾイソツツジ。

マルバシモツケ。

ミヤマオダマキ。

ノウゴウイチゴ。

イワヒゲ。

ナガバツガザクラ。

イワブクロ(タルマエソウ)。

ミヤマザクラか?

この日は本来であれば北海道勤労者山岳連盟一斉の「クリーンハイク」予定日であったが、新型コロナウイルス感染防止のため、広く呼びかけた行事は中止になった。今回は当会独自の「クリーンハイク」も兼ねて、コース途中と馬ノ背で「ごみ拾い」を行った。馬ノ背でごみ探しに散らばるメンバー。

馬ノ背でガラス破片を拾うメンバー。
![馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片] 馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-V%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E9%A6%AC%E3%83%8E%E8%83%8C%E3%81%A7%E3%81%94%E3%81%BF%E6%8B%BE%E3%81%84%5B%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E7%A0%B4%E7%89%87%5Dk.jpg)
拾ったごみを六合目駐車場に下ろした。ごみの種類はガラス破片が多い(かなり古いと思われる一升瓶かビール瓶のなれの果てか)。駐車場すぐ上の休憩所にも、誰かが集めておいてくれたガラス瓶類のひと袋があった。そのほかはジュースの缶やプルタブ、弁当の飾りなどで、マスクとティッシュペーパーは時節がら慎重に扱った。総重量は感覚で3kg弱であった。これらのごみはメンバーが持ち帰り、家庭ごみとして処理してもらった。
![拾い集めたごみ[3kg弱] 拾い集めたごみ[3kg弱]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-W%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E6%8B%BE%E3%81%84%E9%9B%86%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%94%E3%81%BF%5B3kg%E5%BC%B1%5Dk.jpg)
爽やかな初夏の一日、のんびりと景色を眺め、ゆっくりと山野草を愛で、すっきりと環境美化に努めた有意義な山行であった。
赤井川コース六合目駐車場に集合。すでに多くの車が停まっていた。鋭い剣ヶ峯と丸い円山を見上げながら、ゆっくりと登り始める。

早速、ベニバナイチヤクソウが見られた。

ミネヤナギは果実が裂開して綿毛状になっている。

ドロノキの果穂(かすい)。これも成熟すると裂開して綿毛をまき散らす。

火山噴出物が堆積し、流水で洗堀されて歩きにくい道を、山野草やごみを探しながら登る。

八合目で休憩。振り返ると、大沼・小沼から横津岳、函館山や当別丸山の展望が素晴らしい。


麓では花の時期を終えたタニウツギが、ここでは勢いよく咲き誇っている。馬ノ背の近くには、まだ蕾の株もあった。

到着した馬ノ背(≒C900)では、多くの登山者が思い思いに休んでいた。家族連れで子供の姿も多い。剣ヶ峯(1,131m、手前斜面の中腹に気象庁の監視カメラあり)と円山(頂上に北海道大学?の監視カメラあり)を仰ぐ。
気象庁火山監視カメラの画像(2分間隔の静止画)は一般に公開されているので、出かける前に山の天気が確認できる。こちらからどうぞ。

火口原をはさんで、北に砂原岳(1,112.2m)。

南東に隅田盛(892.2m、頂上に国土地理院の観測施設あり)。

以下、これから開き始める花、旬を迎えた花、最盛期を過ぎた花の姿をどうぞ。
まず、馬ノ背のハイマツの下に茎を伸ばしていたクモキリソウ(花はこれから)。
![クモキリソウ[花はこれから] クモキリソウ[花はこれから]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-L%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%A6%5B%E8%8A%B1%E3%81%AF%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%5Dk.jpg)
エゾイソツツジ。

マルバシモツケ。

ミヤマオダマキ。

ノウゴウイチゴ。

イワヒゲ。

ナガバツガザクラ。

イワブクロ(タルマエソウ)。

ミヤマザクラか?

この日は本来であれば北海道勤労者山岳連盟一斉の「クリーンハイク」予定日であったが、新型コロナウイルス感染防止のため、広く呼びかけた行事は中止になった。今回は当会独自の「クリーンハイク」も兼ねて、コース途中と馬ノ背で「ごみ拾い」を行った。馬ノ背でごみ探しに散らばるメンバー。

馬ノ背でガラス破片を拾うメンバー。
![馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片] 馬ノ背でごみ拾い[ガラス破片]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-V%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E9%A6%AC%E3%83%8E%E8%83%8C%E3%81%A7%E3%81%94%E3%81%BF%E6%8B%BE%E3%81%84%5B%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E7%A0%B4%E7%89%87%5Dk.jpg)
拾ったごみを六合目駐車場に下ろした。ごみの種類はガラス破片が多い(かなり古いと思われる一升瓶かビール瓶のなれの果てか)。駐車場すぐ上の休憩所にも、誰かが集めておいてくれたガラス瓶類のひと袋があった。そのほかはジュースの缶やプルタブ、弁当の飾りなどで、マスクとティッシュペーパーは時節がら慎重に扱った。総重量は感覚で3kg弱であった。これらのごみはメンバーが持ち帰り、家庭ごみとして処理してもらった。
![拾い集めたごみ[3kg弱] 拾い集めたごみ[3kg弱]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20200621-W%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3k%E6%8B%BE%E3%81%84%E9%9B%86%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%94%E3%81%BF%5B3kg%E5%BC%B1%5Dk.jpg)
爽やかな初夏の一日、のんびりと景色を眺め、ゆっくりと山野草を愛で、すっきりと環境美化に努めた有意義な山行であった。
この記事へのコメント
お天気良くて景色も綺麗ですね。
清掃お疲れ様でした。
清掃お疲れ様でした。
Posted by 上野のヤマガラ at 2020年06月28日 18:43
「上野のヤマガラ」さん、コメントをいただき、ありがとうございました。駒ヶ岳・馬ノ背にあった古いガラス片は細かいものも多くて、すべてを持ち帰ることはできませんでしたが、幾分はきれいになったかと思います。
Posted by 山楽人2
at 2020年07月05日 22:03
