2024年02月05日
2月4日(日) ルコツ岳
コロナ禍による遠出自粛期間もあって、長万部町・今金町境に位置するルコツ岳(532.1m、一等三角点、点名:瑠笏岳)を7年振りに訪れた。参加は12名。
八雲町のJR黒岩駅すぐ先の国道5号線から左の農道に入り、道央自動車道を潜った長万部町豊津地区の除雪車旋回場(C20)に駐車させてもらう。
駐車場所から直線で約4.5km離れたルコツ岳と周りの山並みが見えた。標高こそ低いが日本海と太平洋(内浦湾)の分水嶺を成し、雪をまとって威厳がある。頂部のズームアップも一緒にどうぞ。


7時30分に出発して林道を上がる。距離150mくらいは右下の高速道路と並行する。積雪は60cmほどと思われるが、ここでは表面が締まっていてラッセルは楽だった。

東南東方向に、朝日が射して内浦湾の海面が輝いていた。

歩き始めて20分少々で衣服調整。

ここ10日間ほど、まとまった雪は降っていない。所どころで重そうな雪の塊を載せた樹木が見られた。

長い林道なので、全員でラッセルを交替しながら歩く。スノーシューの沈み込みは、少しずつ深くなってきた。樹林の上に分水嶺の山並みが見える(454峰か)。

ミズナラと思われる樹枝に積もった雪の造形が面白い。

出発地点から3.1㎞ほど歩いたところで、ようやく送電線が林道の上を横切る場所(C195付近)に出た。

ラッセルのトップに立ったメンバー2人が、雪の重みでしなだれた木のアーチを潜る。

林道が左へ直角に曲がる少し手前(C220付近、出発地点から約3.4km)に到着して小休止。ここで林道を離れて、右の尾根に入っていく。

尾根への取り付きは針葉樹林帯だが、しばらく登ると気持ち良い樺の林に替わった。

右前方、樹林の間からルコツ岳の頂上方面が見えてきた。

320mポコに向かって登っていく。スノーシューが30cmほど沈み込む。

左後方に、薄日の射す内浦湾が望めた。

広い台地状の320mポコ頂部に着いて休憩。

標高点327付近からルコツ岳の頂上を見上げる。

大きな樹木の株に積もった雪塊に、メンバーの一人が北斗市のキャラクター「ズーシーホッキー」を描いた。

C360付近で休憩。この日の卓越風向は西なので、主稜線の陰になる場所の風は割合に弱い。

尾根のC400付近を過ぎて進行方向を北西から北に変え、頂上に続く広い斜面の登りになる。途端に西風がやや強くなった。

広い尾根は、ホワイトアウト時に要注意。

頂上直下、最後の斜面を登る一行。

締まった雪面に「シュカブラ」が形成されていた。シュカブラとはノルウェー語の「波(skovla)」が語源と言われる。風によって雪面が削り取られ、固い層が残ることによって波の模様が発生する。「雪紋」「風雪紋」とも呼ばれる。

11時30分の少し前、頂上に到着。やや強い風と小雪が舞う天気であるが、恒例の全体集合写真に納まる。

一群れの灌木が生えるルコツ岳の頂上と、左はすぐ北隣りの双耳峰(530峰)、右下に内浦湾の海岸線も見えた。

頂上から西北西方向を眺める。尾根続きに2.2km離れた坊主山(三等三角点、点名:珍古辺[ちんこぺ])。右の遠くに、カニカン岳や長万部岳がうっすらと見えた。

坊主山をズームアップ。雪崩の痕や雪庇(せっぴ)の張り出しが見られ、手強そうな様相。

風が冷たいため、10分ほどの滞在で下山を始める。

広い雪の斜面を下りて樹林に入ったところでランチタイムとする。下りは速い。2時10分、頂上から2時間少々(ランチタイムを除く)で出発地点に戻ってきた。

除雪車旋回場で挨拶と月例会(2月7日)案内を済ませて解散した。
ルコツ岳山行は久し振りだったので、今回初めて訪れるメンバーもいた。長い林道歩きを見越して函館方面からの出発時刻を1時間早めたので、4時間の登りでも昼前には全員が登頂でき、陽が高いうちに下山を終えることができた。天気は全体に曇りで、雲間から青空がのぞいて陽が射したり、小雪が舞ったり、頂上付近では西風がやや強かったりで、この時期らしい空模様であった。
八雲町のJR黒岩駅すぐ先の国道5号線から左の農道に入り、道央自動車道を潜った長万部町豊津地区の除雪車旋回場(C20)に駐車させてもらう。
駐車場所から直線で約4.5km離れたルコツ岳と周りの山並みが見えた。標高こそ低いが日本海と太平洋(内浦湾)の分水嶺を成し、雪をまとって威厳がある。頂部のズームアップも一緒にどうぞ。


7時30分に出発して林道を上がる。距離150mくらいは右下の高速道路と並行する。積雪は60cmほどと思われるが、ここでは表面が締まっていてラッセルは楽だった。

東南東方向に、朝日が射して内浦湾の海面が輝いていた。

歩き始めて20分少々で衣服調整。

ここ10日間ほど、まとまった雪は降っていない。所どころで重そうな雪の塊を載せた樹木が見られた。

長い林道なので、全員でラッセルを交替しながら歩く。スノーシューの沈み込みは、少しずつ深くなってきた。樹林の上に分水嶺の山並みが見える(454峰か)。

ミズナラと思われる樹枝に積もった雪の造形が面白い。

出発地点から3.1㎞ほど歩いたところで、ようやく送電線が林道の上を横切る場所(C195付近)に出た。

ラッセルのトップに立ったメンバー2人が、雪の重みでしなだれた木のアーチを潜る。

林道が左へ直角に曲がる少し手前(C220付近、出発地点から約3.4km)に到着して小休止。ここで林道を離れて、右の尾根に入っていく。

尾根への取り付きは針葉樹林帯だが、しばらく登ると気持ち良い樺の林に替わった。

右前方、樹林の間からルコツ岳の頂上方面が見えてきた。

320mポコに向かって登っていく。スノーシューが30cmほど沈み込む。

左後方に、薄日の射す内浦湾が望めた。

広い台地状の320mポコ頂部に着いて休憩。

標高点327付近からルコツ岳の頂上を見上げる。

大きな樹木の株に積もった雪塊に、メンバーの一人が北斗市のキャラクター「ズーシーホッキー」を描いた。

C360付近で休憩。この日の卓越風向は西なので、主稜線の陰になる場所の風は割合に弱い。

尾根のC400付近を過ぎて進行方向を北西から北に変え、頂上に続く広い斜面の登りになる。途端に西風がやや強くなった。

広い尾根は、ホワイトアウト時に要注意。

頂上直下、最後の斜面を登る一行。

締まった雪面に「シュカブラ」が形成されていた。シュカブラとはノルウェー語の「波(skovla)」が語源と言われる。風によって雪面が削り取られ、固い層が残ることによって波の模様が発生する。「雪紋」「風雪紋」とも呼ばれる。

11時30分の少し前、頂上に到着。やや強い風と小雪が舞う天気であるが、恒例の全体集合写真に納まる。

一群れの灌木が生えるルコツ岳の頂上と、左はすぐ北隣りの双耳峰(530峰)、右下に内浦湾の海岸線も見えた。

頂上から西北西方向を眺める。尾根続きに2.2km離れた坊主山(三等三角点、点名:珍古辺[ちんこぺ])。右の遠くに、カニカン岳や長万部岳がうっすらと見えた。

坊主山をズームアップ。雪崩の痕や雪庇(せっぴ)の張り出しが見られ、手強そうな様相。

風が冷たいため、10分ほどの滞在で下山を始める。

広い雪の斜面を下りて樹林に入ったところでランチタイムとする。下りは速い。2時10分、頂上から2時間少々(ランチタイムを除く)で出発地点に戻ってきた。

除雪車旋回場で挨拶と月例会(2月7日)案内を済ませて解散した。
ルコツ岳山行は久し振りだったので、今回初めて訪れるメンバーもいた。長い林道歩きを見越して函館方面からの出発時刻を1時間早めたので、4時間の登りでも昼前には全員が登頂でき、陽が高いうちに下山を終えることができた。天気は全体に曇りで、雲間から青空がのぞいて陽が射したり、小雪が舞ったり、頂上付近では西風がやや強かったりで、この時期らしい空模様であった。