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山楽人2
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2023年11月06日

11月5日(日) 知内尖山

 四年連続で、知内町小谷石地区の尖山(とんがりやま、通称:知内尖山、360.7m)を訪れた。参加は先週の川汲台場山を上回る、今年最多の32名。

 知内山塊の端に位置する尖山は、標高は低いものの三角形の端正な姿を海岸から立ち上げているので、遠くからでも良く目立つ。知内町に入った国道228号線から、知内火力発電所の煙突と尖山の頂上が重なって見えた。
知内火力発電所の煙突と尖山

 イカリカイ駐車公園を10時5分に出発。小谷石集落方面に100mほど進んだ地点から、津波避難用を兼ねた階段を利用して小谷石展望台に上がる。
津波避難階段から展望台に上がる

 展望台から見るイカリカイ駐車公園は、海に奇岩が立つ景勝地で、釣り人も多い。遠景は下北半島。
展望台からイカリカイ駐車公園の全景

 展望台から西にトラバースする避難路を通って、小谷石大明神社に至る。この先の泥壁のような急斜面の登りに備えて、簡易アイゼンを付ける。
小谷石大明神社

 左側の祠に、石仏が安置されていた。大切にされている様子が伺える。
祠内部の石仏

 神社・祠の周りに、ミズナラのドングリがたくさん落ちていた。今年は夏の異常な暑さのためか、ドングリなどが不作と聞いているので、山に撒いて羆に食べさせたいほど。
ドングリがたくさん

 神社・祠の裏から、急な斜面を登り始める。
神社・祠の裏から登り始める

 落ち葉を踏みながら、ジグを切って斜上する。
急傾斜面のトラバース

 小さな尾根に上がり、傾斜が緩くなったところでひと息。
小尾根に上がって一息

 ブナやミズナラなどの広葉樹と、植林された針葉樹が混交した尾根斜面を登る。
ブナやミズナラの林を登る

 C220付近、尖山の中腹を巻いてNTT無線中継所に至る保守管理道路に出て、休憩。ハウチワカエデ(葉団扇楓)の紅葉が美しい。
C220付近でNTT管理道路に出る

 NTT保守管理道路からのコース後半は、急登で始まる。
コース後半は急登で始まる

 ところどころで、紅葉や黄葉が目を楽しませてくれる。
紅葉と黄葉

 尾根左手の樹木の間から、尖山の頂上が見えた。
樹林越しに見えた尖山の頂上

 標高312mの小ピークに上がる。
312ポコに上がる

 右手(北東方向)に見えた狐越岬(こごしみさき)。
狐越岬の岩場

 頂上直下で、初めて登頂するメンバーが前に出る。
頂上直下を登る

 12時少し前、頂上に到着。急な草付き斜面で荷物を転落させないように注意して、ランチタイムとする。食後、狭い頂上で恒例の全体集合写真。
頂上で全体集合

 頂上からの展望をどうぞ。南方向には小谷石地区の集落と津軽海峡、対岸は津軽半島。岩木山までは見えなかった。
小谷石集落と津軽海峡・津軽半島

 西方向には、左端に丸い頂部の矢越岳(548.5m)。その右奥は知内山塊主稜線上の680峰など、右半分は知内丸山(665.8m)の一角。
知内丸山方面と左に矢越岳

 北西方向には、NTT無線中継所と、遠くに木古内・上ノ国町境の稜線上に位置する尖岳(604m)。
NTT無線中継所と右奥に尖岳

 北方向には、北海道電力知内火力発電所と、知内町から木古内町に続く海岸線。右遠方に、木古内町と北斗市の境に位置する桂岳(733.6m)。
知内火力発電所と海岸線

 途中で見られた植生は、(左上)落ち葉に埋まったムラサキシメジ(紫湿地)、(右上)イロハモミジ(伊呂波紅葉)幼木の紅葉、(左下)ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)、(右下)キッコウハグマ(亀甲白熊)の左側の茎に細い蕾が付いている。
植生4態①

 12時35分、頂上を後にする。「昼過ぎの下りは転倒しやすい『魔の時間』」と心得て、慎重に下る。
NTT管理道路に向かう

 陽射しを受けた紅葉をちらっと見るときも、足元に注意しながら…。
陽を受けた紅葉

 NTT保守管理道路に下りる急な箇所は、リーダーがメンバーの動きを見守る。
NTT管理道路に下りる

 コース下部の尾根末端では、海に飛び込むよう。
コース下部は海に落ちるよう

 津軽海峡西口(北海道・白神岬と青森県・竜飛岬を結ぶ線)付近を航行する貨物船が、浮き上がるように見えた。下位蜃気楼で、海水面温度よりも気温の方が低くなる秋・冬に現れやすい。
ちょこっと下位蜃気楼

 小谷石大明神社から小谷石展望台まで、ふたたび避難路を利用して戻る。
津波避難路をトラバース

 避難路で見かけた色とりどりの菊と、フェンスに絡むツルウメモドキ(蔓梅擬)。
植生4態②

 14時15分、イカリカイ駐車公園に到着して下山を終了した。脇にある岩峰のシルエットと飛行機雲。
イカリカイ駐車公園の奇岩と飛行機雲

 駐車公園で人数確認と挨拶を済ませ、北斗漁港(上磯地区)駐車場に戻って三々五々に解散した。
 11月8日(水)に立冬を控えた晩秋の一日、青空のもとでゆったりと自然に親しむことができた。



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