2022年05月16日
5月15日(日) ヤンカ山
八雲町・旧熊石町の、日本海側海岸からそそり立つヤンカ山(619.3m)を訪れ、この時期に咲く山野草との出会いを楽しんだ。今回は「会創立25周年記念」の第五座目。参加は12名。
前日に北海道付近を通過した低気圧の後に流れ込んだ寒気の影響で、朝まで雨が残っていた。集合場所の北斗市役所総合分庁舎(旧大野町役場)駐車場を出発し、国道226号線を虹に向かって進む。

厚沢部町に入ると雨はあがったが、日本海側の空は低い雲におおわれていた。国道229号線からも、ヤンカ山(アイヌ語の「海からそそり立つ所」を意味するという)の姿は見えなかった。

八雲町熊石雲石町の勢至堂川林道二股手前に車を停め、9時27分に出発。すぐに「東側登山道」の入り口に至り、のっけからの急登に取り付く。

登り始めてすぐ、足元には繁殖力旺盛なマイヅルソウ(左)が密生してきた。尾根筋にあがる手前からは、同じユリ科のチゴユリ(右)も多く見られた。

尾根筋を進むと、シラネアオイがまだ元気に花をつけていた。薄紫の花と白い花のツーショットで。ちなみに、シラネアオイには花弁がなく、花弁のように見えるのはガク片だとか(稀に、ガク片の一部が緑色をした個体が見られる)。

尾根上の細い道になると、今回のお目当てオオサクラソウが、あでやかな姿を見せてくれた。足元の急斜面に、大きな群落を成している箇所もあった。



樹木の花もどうぞ。はじめに、ツルシキミの雄花。ツルシキミは全株、特に葉と果実に痙攣毒を含むという。

鮮やかなムラサキヤシオツツジ。

お馴染みのオオカメノキ。

「東側登山道」の前衛峰である通称・前ヤンカ山(542m)の急斜面で、一面に咲くニリンソウ、シラネアオイ、オオカメノキなど。

前ヤンカ山あたりから雲の中に入った。見通しが悪い中、本峰手前のコルに向かって標高差40mほどを慎重に下る。

羆の落とし物に気をつけながら下る足元には、シラネアオイやバイケイソウ(葉)など。

直下の谷に雪が残るコルから頂上に向けて、標高差115mほどの急な登りとなる。左右が切れ落ちているので、フィックス・ロープに助けられながら一人ずつ通過していく。

11時35分、鐘が釣り下がった頂上(二等三角点「熊石」はもう少し先)に到着。残念ながら周りの眺望は得られなかったが、初めて頂上を踏む三人を含め、皆さん満足顔で全体集合写真に納まる。

細長い頂上部で、やや強い西風と揺れる樹木の枝葉から落ちるしずくを避けながら、ランチタイムとする。

12時5分、「西側登山道」を下り始める。こちらのコースの前衛峰(505m峰)とのコルまで、急な下りが続く。ザイルが必要かどうかを判断するため、CLとSLで先頭を行く(結局、ザイルは出さなかった)。

下降路の右手(西側)の谷に雪が残っており、雪解け間もない斜面にシラネアオイなどが咲いていた。例年と比べて、季節の進行は少し遅れているようだ。

505m峰を越え、針葉樹林帯に咲いていたキクザキイチゲ。気温が低く曇り空なので、花は下を向いている。

昨年の秋から越年したヒメアオキの実。味は青臭く、食用には不向きだそうな。

急傾斜が終わってひと安心。

「西側登山道」の末端で、急斜面に付けられたフィックス・ロープに助けられ、沢に下る。

降り立った地点に、505m峰から流れ下る枝沢が滑滝(なめたき)となって合流している。

対岸の林道跡に上がって、駐車場所まで600mほどを歩く。

林道跡に咲いていたのは、外来種のオランダガラシ(クレソン)。

ホウチャクソウ。名前の由来は、寺院や仏塔の四隅に吊り下げられた鐘のような装飾品を宝鐸(ほうちゃく)というが、花の形がこれに似ていることからという。

そして、オドリコソウ。名前の由来は、旧盆の櫓(やぐら)の上で、花笠をかぶった娘たちが踊っているように見えることからという。

13時57分、駐車場所に到着して下山を終了。挨拶を済ませ、車ごとに帰宅の途についた。
朝まで所々で降っていた雨はあがったが、やや強い西風の影響でヤンカ山の周辺は低い雲がとれず、残念ながら眺望は得られなかった。それでも、お目当ての山野草にたくさん出会うことができ、満足な山行であった。
なお、今回と同じ時期(2019年5月15日)に実施し、快晴の天気に恵まれた山行は、旧ブログのこちらをご覧ください。
前日に北海道付近を通過した低気圧の後に流れ込んだ寒気の影響で、朝まで雨が残っていた。集合場所の北斗市役所総合分庁舎(旧大野町役場)駐車場を出発し、国道226号線を虹に向かって進む。

厚沢部町に入ると雨はあがったが、日本海側の空は低い雲におおわれていた。国道229号線からも、ヤンカ山(アイヌ語の「海からそそり立つ所」を意味するという)の姿は見えなかった。

八雲町熊石雲石町の勢至堂川林道二股手前に車を停め、9時27分に出発。すぐに「東側登山道」の入り口に至り、のっけからの急登に取り付く。

登り始めてすぐ、足元には繁殖力旺盛なマイヅルソウ(左)が密生してきた。尾根筋にあがる手前からは、同じユリ科のチゴユリ(右)も多く見られた。

尾根筋を進むと、シラネアオイがまだ元気に花をつけていた。薄紫の花と白い花のツーショットで。ちなみに、シラネアオイには花弁がなく、花弁のように見えるのはガク片だとか(稀に、ガク片の一部が緑色をした個体が見られる)。

尾根上の細い道になると、今回のお目当てオオサクラソウが、あでやかな姿を見せてくれた。足元の急斜面に、大きな群落を成している箇所もあった。



樹木の花もどうぞ。はじめに、ツルシキミの雄花。ツルシキミは全株、特に葉と果実に痙攣毒を含むという。

鮮やかなムラサキヤシオツツジ。

お馴染みのオオカメノキ。

「東側登山道」の前衛峰である通称・前ヤンカ山(542m)の急斜面で、一面に咲くニリンソウ、シラネアオイ、オオカメノキなど。

前ヤンカ山あたりから雲の中に入った。見通しが悪い中、本峰手前のコルに向かって標高差40mほどを慎重に下る。

羆の落とし物に気をつけながら下る足元には、シラネアオイやバイケイソウ(葉)など。

直下の谷に雪が残るコルから頂上に向けて、標高差115mほどの急な登りとなる。左右が切れ落ちているので、フィックス・ロープに助けられながら一人ずつ通過していく。

11時35分、鐘が釣り下がった頂上(二等三角点「熊石」はもう少し先)に到着。残念ながら周りの眺望は得られなかったが、初めて頂上を踏む三人を含め、皆さん満足顔で全体集合写真に納まる。

細長い頂上部で、やや強い西風と揺れる樹木の枝葉から落ちるしずくを避けながら、ランチタイムとする。

12時5分、「西側登山道」を下り始める。こちらのコースの前衛峰(505m峰)とのコルまで、急な下りが続く。ザイルが必要かどうかを判断するため、CLとSLで先頭を行く(結局、ザイルは出さなかった)。

下降路の右手(西側)の谷に雪が残っており、雪解け間もない斜面にシラネアオイなどが咲いていた。例年と比べて、季節の進行は少し遅れているようだ。

505m峰を越え、針葉樹林帯に咲いていたキクザキイチゲ。気温が低く曇り空なので、花は下を向いている。

昨年の秋から越年したヒメアオキの実。味は青臭く、食用には不向きだそうな。

急傾斜が終わってひと安心。

「西側登山道」の末端で、急斜面に付けられたフィックス・ロープに助けられ、沢に下る。

降り立った地点に、505m峰から流れ下る枝沢が滑滝(なめたき)となって合流している。

対岸の林道跡に上がって、駐車場所まで600mほどを歩く。

林道跡に咲いていたのは、外来種のオランダガラシ(クレソン)。

ホウチャクソウ。名前の由来は、寺院や仏塔の四隅に吊り下げられた鐘のような装飾品を宝鐸(ほうちゃく)というが、花の形がこれに似ていることからという。

そして、オドリコソウ。名前の由来は、旧盆の櫓(やぐら)の上で、花笠をかぶった娘たちが踊っているように見えることからという。

13時57分、駐車場所に到着して下山を終了。挨拶を済ませ、車ごとに帰宅の途についた。
朝まで所々で降っていた雨はあがったが、やや強い西風の影響でヤンカ山の周辺は低い雲がとれず、残念ながら眺望は得られなかった。それでも、お目当ての山野草にたくさん出会うことができ、満足な山行であった。
なお、今回と同じ時期(2019年5月15日)に実施し、快晴の天気に恵まれた山行は、旧ブログのこちらをご覧ください。