2025年03月20日
3月19日(水) スボリコ山~釜谷富士
春分の日を翌日に控えたこの日、自然部企画として函館市(旧・戸井町)にあるスボリコ山(304m)と釜谷富士(243m)を訪れて、春の気配を探した。参加はフリーを含めて21名。
小安町地区の国道278号線・路側帯駐車場に集合し、挨拶と注意事項を伝えて9時28分に出発。高屋敷川沿いの林道に向かう途中で、右手に目指すスボリコ山(左奥)と釜谷富士(右)を望む。
![スボリコ山[左奥]と釜谷富士 スボリコ山[左奥]と釜谷富士](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20250319-A%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1%EF%BD%9E%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1%5B%E5%B7%A6%E5%A5%A5%5D%E3%81%A8%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk_1.jpg)
駐車場で見かけたツグミ。

同じく、駐車場で見かけたガガイモ(蘿藦)の実の殻。ガガイモはつる性の植物で、果実が裂開すると綿毛が付いた種子を飛び散らす。釜谷富士からの下山途中でも見かけた。

高屋敷川に沿う林道は、C65m付近に車止めゲートが設置されている。ここで軽アイゼンやチェーンスパイクを装着し、林道の少し先から右の小さい沢の中に入っていく。細かい雪が降り始めた。

沢を詰めると、自然と小さい支尾根に上がるようになる。エゾシカの足跡が多数付いており、寝床もあった。

針葉樹林の中でひときわ目立つ大きな広葉樹の名は、何だろうか。枝には枯れ葉が落ちずに付いていた。

別の樹の幹に残っていた蝉の抜け殻が三つ。

主尾根までもう少し。

スボリコ山に繋がる主尾根を辿る。積雪は深い所では膝くらいまでと、2~3日前に降った雪が思ったよりも積もっている。前方の樹間に釜谷富士の山容。

標高点213mの岩稜を越える。

雪が消えたところにナニワズ(浪花津)を一株見つけた。黄色いのはガク片で、暖かくなると筒形の先が4つに裂け、間に花を付ける。

主尾根上の二つ目のピークで丸い頂部を持つ212m峰を越える。

C185mのコルからスボリコ山北西隣りのピークに向けて、標高差115mの小尾根を登る。

間もなく頂上稜線に到着というところ(C300m付近)でも雪は深い。期待していたフクジュソウ(福寿草)は雪の下かと諦めたが…。

稜線の上や東側斜面の雪の間から福寿草が次々と姿を見せてくれて、参加メンバーは大喜び。四枚組でどうぞ。

スボリコ山の頂上は狭いので、数人ずつ交代で登頂する(12時3分~18分)。



往路を少し戻り、釜谷富士に向かって南の小尾根を下がる。

樹林帯を抜けると、左手(南東方向)に汐首山と津軽海峡が望めた。相変わらず細かい雪が降り続いていたが、気にするほどの降り方ではない。このころ、一時的に雪あられになった。

12時39分、スボリコ山と釜谷富士とのコルに到着して、遅めのランチタイムとする。雪が小やみになって、陽が射してくると暖かく感じる。
雪が融けた草地では、早ばやとマダニの姿がたくさん…。スボリコ山~釜谷富士はエゾシカの生息密度が高いので、マダニの山だと再認識した

コルから函館山方面が見えた。右は、辿ってきた主尾根上の岩稜がある標高点213mピーク。

スボリコ山を背景にして、全体集合写真を撮る。

13時14分、コルから釜谷富士に向かって、標高差73mを登り始める。

ここの中腹でも福寿草の「畑」に出合った。飛び切りの美人を一枚と、四枚組で。


釜谷富士の頂上から、下海岸と函館山が見通せた。

釜谷富士の頂上も狭いので、ここでも数人ずつ交代で登頂する(13時37分~47分)。



釜谷富士から往路を少し戻って、C210m付近から西にのびる小尾根を下る。途中で見かけたフッキソウ(冨貴草)の緑葉。

14時37分、国道278号線・路側帯駐車場に到着して、下山を終了。
山の装備を解いてから挨拶とお知らせがあり、この日に誕生日を迎えた参加メンバーを「ハッピー・バースディー」の合唱で祝った。
春の兆しを愛でる予定の低山ハイクだったが、先日(3月16日~17日)に降った湿り雪で、想像以上に雪が深かった。スノーシューが必要なほどではなかったが、交替で先頭を歩いてくれたメンバーに感謝!
積雪に覆われた中で、何株もの福寿草を愛でることができたのは幸いであった。
スボリコ山~釜谷富士を今回より1か月ほど遅く訪れた時の様子は、こちらをクリック(タップ)してご覧ください。
小安町地区の国道278号線・路側帯駐車場に集合し、挨拶と注意事項を伝えて9時28分に出発。高屋敷川沿いの林道に向かう途中で、右手に目指すスボリコ山(左奥)と釜谷富士(右)を望む。
![スボリコ山[左奥]と釜谷富士 スボリコ山[左奥]と釜谷富士](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20250319-A%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1%EF%BD%9E%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1%5B%E5%B7%A6%E5%A5%A5%5D%E3%81%A8%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk_1.jpg)
駐車場で見かけたツグミ。

同じく、駐車場で見かけたガガイモ(蘿藦)の実の殻。ガガイモはつる性の植物で、果実が裂開すると綿毛が付いた種子を飛び散らす。釜谷富士からの下山途中でも見かけた。

高屋敷川に沿う林道は、C65m付近に車止めゲートが設置されている。ここで軽アイゼンやチェーンスパイクを装着し、林道の少し先から右の小さい沢の中に入っていく。細かい雪が降り始めた。

沢を詰めると、自然と小さい支尾根に上がるようになる。エゾシカの足跡が多数付いており、寝床もあった。

針葉樹林の中でひときわ目立つ大きな広葉樹の名は、何だろうか。枝には枯れ葉が落ちずに付いていた。

別の樹の幹に残っていた蝉の抜け殻が三つ。

主尾根までもう少し。

スボリコ山に繋がる主尾根を辿る。積雪は深い所では膝くらいまでと、2~3日前に降った雪が思ったよりも積もっている。前方の樹間に釜谷富士の山容。

標高点213mの岩稜を越える。

雪が消えたところにナニワズ(浪花津)を一株見つけた。黄色いのはガク片で、暖かくなると筒形の先が4つに裂け、間に花を付ける。

主尾根上の二つ目のピークで丸い頂部を持つ212m峰を越える。

C185mのコルからスボリコ山北西隣りのピークに向けて、標高差115mの小尾根を登る。

間もなく頂上稜線に到着というところ(C300m付近)でも雪は深い。期待していたフクジュソウ(福寿草)は雪の下かと諦めたが…。

稜線の上や東側斜面の雪の間から福寿草が次々と姿を見せてくれて、参加メンバーは大喜び。四枚組でどうぞ。

スボリコ山の頂上は狭いので、数人ずつ交代で登頂する(12時3分~18分)。



往路を少し戻り、釜谷富士に向かって南の小尾根を下がる。

樹林帯を抜けると、左手(南東方向)に汐首山と津軽海峡が望めた。相変わらず細かい雪が降り続いていたが、気にするほどの降り方ではない。このころ、一時的に雪あられになった。

12時39分、スボリコ山と釜谷富士とのコルに到着して、遅めのランチタイムとする。雪が小やみになって、陽が射してくると暖かく感じる。
雪が融けた草地では、早ばやとマダニの姿がたくさん…。スボリコ山~釜谷富士はエゾシカの生息密度が高いので、マダニの山だと再認識した

コルから函館山方面が見えた。右は、辿ってきた主尾根上の岩稜がある標高点213mピーク。

スボリコ山を背景にして、全体集合写真を撮る。

13時14分、コルから釜谷富士に向かって、標高差73mを登り始める。

ここの中腹でも福寿草の「畑」に出合った。飛び切りの美人を一枚と、四枚組で。


釜谷富士の頂上から、下海岸と函館山が見通せた。

釜谷富士の頂上も狭いので、ここでも数人ずつ交代で登頂する(13時37分~47分)。



釜谷富士から往路を少し戻って、C210m付近から西にのびる小尾根を下る。途中で見かけたフッキソウ(冨貴草)の緑葉。

14時37分、国道278号線・路側帯駐車場に到着して、下山を終了。
山の装備を解いてから挨拶とお知らせがあり、この日に誕生日を迎えた参加メンバーを「ハッピー・バースディー」の合唱で祝った。
春の兆しを愛でる予定の低山ハイクだったが、先日(3月16日~17日)に降った湿り雪で、想像以上に雪が深かった。スノーシューが必要なほどではなかったが、交替で先頭を歩いてくれたメンバーに感謝!
積雪に覆われた中で、何株もの福寿草を愛でることができたのは幸いであった。
スボリコ山~釜谷富士を今回より1か月ほど遅く訪れた時の様子は、こちらをクリック(タップ)してご覧ください。