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山楽人2
山楽人2
日本勤労者山岳連盟所属
【ブログ作成担当】
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2021年12月02日

11月28日(日) 恵山(高原コース)

 快晴の空の下、厚く積もった枯れ葉やうっすらと積もった雪を踏みしめながら、快適な登行ができた。頂上からは、南は下北半島や八甲田の山々、近くに亀田半島の山々、北に羊蹄山や樽前山まで、山座同定を楽しんだ。参加は17名。

【プロローグ】
 この日は野田追岳を計画していたが、11月26日(金)に実施した下見登山で、笹の繁茂により多人数での歩行は困難と判断し、恵山・高原コースに変更した。下見時の様子を2枚。
 磐石岳トンネルの北西出口から491.6m三角点ピークに向かう途中の笹薮の状況。
野田追岳下見(最初の三角点の登り)

 三つ目の512mピークまでも途中の笹の繁茂が激しいため、ここで前進をあきらめて下見を終える。かなり長い間、羆の足跡を「ラッセル泥棒」した。
野田追岳下見(512m峰の羆足跡)

【さて、本題】
 旧・恵山町のホテル「恵山モンテローザ」跡の下にある駐車場を9時38分に出発。青空の下、ミズナラの落ち葉を踏みしめながら歩く。
スタート

 急傾斜面のつづら折れ登山道を進む。南側斜面なので陽当たりが良く、少し汗ばむくらいであった。適宜に衣服を調整する。
つづら折れを登る

 C315の緩い峠にある、温泉パイプの中継貯蔵タンクを過ぎる。
温泉パイプ中継貯蔵タンクを過ぎる

 緩く下がって、C300の湿地帯草原を進む。この手前の草原では、夏にトウゲブキの見事な群落を見ることができる。
C300の湿地帯草原

 海向山コースと合流し、気持ち良い枯れすすきの原を突っ切って、火口原駐車場へ向かう。
海向山コースを火口原駐車場へ

 冬期閉鎖となった火口原駐車場から見上げた、荒々しい恵山の火口。
火口原駐車上から見た恵山火口

 恵山の急な山体を巻くように付けられた登山道を進む。
恵山の裾を辿る

 日陰には、雪やあられがうっすらと積もっていた。文様や造形が面白い大きな岩塊がいくつも現れる。
奇岩帯

 権現堂コースの登りに入って、最初のヘアピンカーブから見上げた火口壁の上部。
権現堂コースを登る

 登山道のところどころに、大きな落石が転がっている。
大きな落石が転がる

 振り返ると、海向山から古部丸山、横津岳など、亀田半島の山々が見えた。
海向山・古部丸山・横津岳

 横津岳をズームアップで。頂上の航空路監視レーダーが見える。左手前に重なる袴腰岳、左端には三森山。
横津岳と袴腰岳

 足元の、椴法華漁港沖合に設置された大謀網(だいぼうあみ)。形がイカのようで面白い。
イカのような形の大謀網

 登山道に火山ガスが流れてくると、気管が刺激される。マスクを着用するか、タオル・手ぬぐいで口と鼻を抑えると緩和される。
流れる火山ガスと岩塔

 恵山には奇妙な形をした岩塊・岩峰が多い。これは「しゃちほこ」のよう。
しゃちほこのような岩峰

 やや急な登りを終え、C590付近から傾斜が緩やかな頂上台地になる。ここでの積雪深は2~3センチ。
頂上台地を進む

 12時15分、頂上に到着。
頂上に到着

 陽射しを正面から受けて、駒ヶ岳・横津岳を背景に恒例の全体写真を撮る。
全体集合

 冷たい北西風を避け、権現堂付近で沖合を通る船舶を眺めながらランチタイムとする。
権現堂付近でランチ

 この近くの頂上台地にも小さな噴気孔がいくつかあり、温かい湯気が噴き出ていた。
頂上台地にある小さな噴気孔

 頂上付近から望んだ下北半島の山々。
下北半島の山々①
下北半島の山々②

 津軽海峡を航行する多くの漁船が立てる航跡波(こうせきは)が、逆光で美しい。
漁船の航跡波

 頂上付近から見渡した亀田半島の山々もどうぞ。
古部丸山と駒ヶ岳
横津岳方面
三枚岳方面

 南西方向の足元には、旧・恵山町中心部と、日浦岬方面に続く海岸線。
(旧・恵山町中心部と下海岸

 12時50分に下山を開始。恵山岬灯台の沖を、漁船が集団で航行していた。


 椴法華漁港から出てきた起重機船。漁船の集団もこの船も、働く船の姿は美しく、見ていて楽しい。
起重機船

 北方向に、うっすらと羊蹄山や有珠山、昭和新山が見えた。写真には撮っていないが、もっと右(東)に見えた雲かと思う山は樽前山だったらしい。
羊蹄山と有珠山

 火口原駐車場を過ぎ、「冬枯れ」を楽しみながら海向山方向に進む。この先で左に折れて、高原コースを下った。
海向山コースに入って下山

 14時56分、駐車場に到着して下山を終了。挨拶の後、解散した。
 急遽変更した山行であったが、穏やかな晴天と展望に恵まれ、満足できる楽しいひと時を過ごすことができた。
  


Posted by 山楽人2 at 11:10Comments(0)登山アウトドア自然観察