2024年02月12日
2月11日(日) 焼木尻岳
三年ぶりに厚沢部町の焼木尻岳(561.0m)を訪れた。低山だが、頂上からの展望に優れている。登山は積雪期がメインで、南尾根を登り、北尾根を下って周回した。参加は23名。
厚沢部町「社の山」地区にある「館地区浄水場」前の除雪終了点に車を停めさせてもらい、9時7分に出発。

須賀川上流部の流れに沿って針葉樹林帯を進む。

前日の低気圧通過で朝まで降った湿り雪が広葉樹の枝先に付着して、花が咲いたよう。

C200付近の二股から、小尾根に取り付く。急な登りが少し緩んだ箇所で休憩。

同じ場所に、洞を抱えたブナの樹が立っていた。

頂上に繋がる南尾根の稜線を進む。

ふんわりと積もった新雪の上に、小さな動物の足跡(アニマルトラック)が付いていた。どんな動物だったろうか。

標高点401の手前、穏やかな様相の南尾根。

かつて落雷を受け、内側が焼け焦げた樹。

アカゲラの食痕が残る枯れた幹が立っていた。

南尾根はC450付近からやや広い谷地形の斜面に繋がり、頂上に続く。

頂上の稜線が見えてきた。


11時30分、頂上(南峰)に到着。当クラブ会員だった故・Jiさん制作の山頂標識が出迎えてくれた。

全員が頂上に到着したところで、この後に向かう北峰を背景に、恒例の全体集合写真に納まる。今回は4名が初めての登頂だった。

頂上から北東方向の山並みを望む。

同じく、二股岳をズームアップで。北海道駒ヶ岳の剣ヶ峯も見えた。754峰は、二股岳積雪期コース上のポコ。

15分ほどの滞在で、吊り尾根をはさんで250mほど離れた北峰に向かう。

北峰の頂上でも三々五々に展望を楽しむが、残念ながら南方向は雪雲が流れ込んで、見通しは利かなかった。

本峰(南峰)を振り返る。雪庇が張り出しているが規模は小さく、斜面に雪崩跡は見えない。積雪量は例年より少ないようだ。

北峰の最高点から北方向を望む。827.2峰(三等三角点、点名:下俄郎)は、独立峰としては乙部岳(1016.9m)に次ぐ厚沢部町第2の標高を持つ。

北峰から北北東に1kmほど離れた520.8峰(四等三角点、点名:鶉木)のすぐ東に位置する500峰の頂部に、スノーモービル12台ほどの一団が集結していた。

北尾根を下がり、C440付近の小広い盆地状地形(通称「雪上レストラン」)に到着。思い思いの場所に陣取ってランチタイムとする(約30分)。風が弱く、陽が射すので快適。幸い、ヒグマの痕跡は見られなかった。


ランチ後、北尾根の稜線を下がっていくと、エゾユキウサギの足跡があった。

尾根筋から旧い林道に入って、快適に進む。

林道の陽だまりで休憩。このあと、林道をはなれて、再び樹林帯の尾根を下っていく。

クマゲラの食痕を見かけた。クマゲラは几帳面で、きっちりと長方形の穴を開ける。

須賀川上流の谷に下り、登りの時の踏み跡に合流して針葉樹林帯を辿っていく。

13時50分、「館地区浄水場」に到着して下山を終えた。

除雪終点の道路で装備を解いて挨拶を済ませ、現地で車ごとに解散した。
上部で風が少し強かったが青空が広がり、渡島半島南部の山並を眺めることができた。日本海から雪雲が流れ込んだため、乙部岳(登りの途中で一時的に見えたが)や南方の山並みは、残念ながら望めなかった。前日午後から当日朝に降った雪が、青空を背景に、あるいは陽の光に照らさせて、美しい景観を見せてくれた。
厚沢部町「社の山」地区にある「館地区浄水場」前の除雪終了点に車を停めさせてもらい、9時7分に出発。

須賀川上流部の流れに沿って針葉樹林帯を進む。

前日の低気圧通過で朝まで降った湿り雪が広葉樹の枝先に付着して、花が咲いたよう。

C200付近の二股から、小尾根に取り付く。急な登りが少し緩んだ箇所で休憩。

同じ場所に、洞を抱えたブナの樹が立っていた。

頂上に繋がる南尾根の稜線を進む。

ふんわりと積もった新雪の上に、小さな動物の足跡(アニマルトラック)が付いていた。どんな動物だったろうか。

標高点401の手前、穏やかな様相の南尾根。

かつて落雷を受け、内側が焼け焦げた樹。

アカゲラの食痕が残る枯れた幹が立っていた。

南尾根はC450付近からやや広い谷地形の斜面に繋がり、頂上に続く。

頂上の稜線が見えてきた。


11時30分、頂上(南峰)に到着。当クラブ会員だった故・Jiさん制作の山頂標識が出迎えてくれた。

全員が頂上に到着したところで、この後に向かう北峰を背景に、恒例の全体集合写真に納まる。今回は4名が初めての登頂だった。

頂上から北東方向の山並みを望む。

同じく、二股岳をズームアップで。北海道駒ヶ岳の剣ヶ峯も見えた。754峰は、二股岳積雪期コース上のポコ。

15分ほどの滞在で、吊り尾根をはさんで250mほど離れた北峰に向かう。

北峰の頂上でも三々五々に展望を楽しむが、残念ながら南方向は雪雲が流れ込んで、見通しは利かなかった。

本峰(南峰)を振り返る。雪庇が張り出しているが規模は小さく、斜面に雪崩跡は見えない。積雪量は例年より少ないようだ。

北峰の最高点から北方向を望む。827.2峰(三等三角点、点名:下俄郎)は、独立峰としては乙部岳(1016.9m)に次ぐ厚沢部町第2の標高を持つ。

北峰から北北東に1kmほど離れた520.8峰(四等三角点、点名:鶉木)のすぐ東に位置する500峰の頂部に、スノーモービル12台ほどの一団が集結していた。

北尾根を下がり、C440付近の小広い盆地状地形(通称「雪上レストラン」)に到着。思い思いの場所に陣取ってランチタイムとする(約30分)。風が弱く、陽が射すので快適。幸い、ヒグマの痕跡は見られなかった。


ランチ後、北尾根の稜線を下がっていくと、エゾユキウサギの足跡があった。

尾根筋から旧い林道に入って、快適に進む。

林道の陽だまりで休憩。このあと、林道をはなれて、再び樹林帯の尾根を下っていく。

クマゲラの食痕を見かけた。クマゲラは几帳面で、きっちりと長方形の穴を開ける。

須賀川上流の谷に下り、登りの時の踏み跡に合流して針葉樹林帯を辿っていく。

13時50分、「館地区浄水場」に到着して下山を終えた。

除雪終点の道路で装備を解いて挨拶を済ませ、現地で車ごとに解散した。
上部で風が少し強かったが青空が広がり、渡島半島南部の山並を眺めることができた。日本海から雪雲が流れ込んだため、乙部岳(登りの途中で一時的に見えたが)や南方の山並みは、残念ながら望めなかった。前日午後から当日朝に降った雪が、青空を背景に、あるいは陽の光に照らさせて、美しい景観を見せてくれた。