2021年03月18日
3月17日(水) スボリコ山と釜谷富士
函館市(旧・戸井町)釜谷町地区にある304m峰は、戸井町史に「スボリコ山」と記載されているが、名前の由来は分かっていないらしい。戸井の海岸から6~7km入った内陸に、林業の方などには「山の神」として、戸井の漁師さんには「大漁の神」として大切に信仰されている丸山龍神宮の山(函館市蛾眉野町地区)があり、かつては戸井からもスボリコ山を越えて丸山龍神宮に至る参拝道が整備されていたそうである。
函館市在住で歴史的古道を探訪されているMさんに教えを乞うて今回初めてこの山を訪れ、隣りの釜谷富士(243m)と組み合わせて春の気配を探してみた。参加は21名。
【プロローグ】
スボリコ山(右奥)は釜谷富士(左)のすぐ北側にあって、東側の釜谷漁港付近から見ると釜谷富士以上に富士山っぽい。正規の登山コースはないが、山の西側に前記の参拝道が残っている。2月27日、Mさんに案内してもらった下見時の様子は、こちらのブログをどうぞ。
![東面から釜谷富士[左]とスボリコ山 東面から釜谷富士[左]とスボリコ山](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-A%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E6%9D%B1%E9%9D%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%5B%E5%B7%A6%5D%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k.jpg)
【さて、本題】
入り口が施錠された小安中央会館の駐車場に車を置かせてもらい、雪がちらつく中を9時23分に出発。高屋敷川に沿う林道を650mほど入る。途中の農地から北東に、これから辿る尾根とスボリコ山(右奥)を仰ぐ。
![辿る尾根とスボリコ山[右奥] 辿る尾根とスボリコ山[右奥]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-B%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E8%BE%BF%E3%82%8B%E5%B0%BE%E6%A0%B9%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1%5B%E5%8F%B3%E5%A5%A5%5Dk.jpg)
その右手(東側)には、丸くどっしりした姿の釜谷富士。釜谷漁港付近から見る三角形の山容とまったく異なる。

林道はゲート(C60付近)で行き止まりになっており、少し先の右手谷筋を登っていく。登山道はないが、鹿の生息数が多いためか下草は短く歩きやすい。

この日は北海道西海上で動きが遅くなった低気圧を回って西から雪雲が流れ込んだため、うっすらと雪が積もった。針葉樹の枝に積もった雪のデコレーション。

谷から小尾根をゆっくり登って約30分、C193付近の尾根稜線に到着して休憩をとる。ちらついていた雪は、ほぼ上がった。

213mポコに向かう途中で見つけたフキノトウ。

辿る尾根稜線は、樹枝に付着した雪で花盛りであった。

ツツジの木も雪花を纏って美しい。

開き始めたナニワズの蕾も、今日は閉じている。

尾根上にある二つのコブを越えたり巻いたりして、C190付近から最後の登りになる。最初の下見時は左側(北側)の谷から上がる参拝道らしい踏み跡をたどったが、今回は小さな尾根を直登気味に登った。

やや急な登りであるが、雪を被ったナニワズなどを眺めながらゆっくり登ると、頂上稜線が近づいてきた。

頂上稜線は陽当たりが良いためか、至る所で福寿草の蕾が膨らんでいた。ただし、咲き始めた花も今日は休眠。

11時18分、スボリコ山の頂上に到着(登り1時間55分)。2月27日に設置した、当クラブ・Ymさん手製の山名標識が出迎えてくれた。

特に東側が切れ落ちた狭い頂上で、何とか全体集合写真を撮った。
![スボリコ山頂上で全体写真[足りないような…落ちたか] スボリコ山頂上で全体写真[足りないような…落ちたか]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-O%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E5%85%A8%E4%BD%93%E5%86%99%E7%9C%9F%5B%E8%B6%B3%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E2%80%A6%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%9F%E3%81%8B%5Dk.jpg)
短い滞在で頂上を後にして、釜谷富士に向かう。辿ってきた稜線を少し戻り、南西~南に向かう尾根を下っていくと、かすかな踏み跡も現れてくる。樹林帯が途切れると、釜谷富士の頂部が見えてきた。

左手(南東方向)には、釜谷漁港から南東に続く海岸線と、電波塔が建つ汐首山が見えた。

スボリコ山と釜谷富士の間、C170鞍部に到着。広い草原になっていて、鹿の落とし物(チョコボール?)が多い。

鞍部から振り返ったスボリコ山(頂上は右端)。

同じく左手(北西方向)には、辿ってきた里山のような尾根が望めた。奥は、石山(石崎地主海神社の東方)など300m級の山々。

釜谷富士に向かう急な登りに掛かると、ベニチャワンタケ(?)と福寿草のコラボレーションが。

釜谷富士頂上は南北に細長く、東西が切れ落ちた岩稜状になっているので、30mほど手前の安全な場所から5名ずつのグループで入れ替わりながら頂上に立った。頂上の山名標識は二つ。

![釜谷富士頂上の山名標識②[2021年3月12日撮影] 釜谷富士頂上の山名標識②[2021年3月12日撮影]](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-W%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E9%A0%82%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%B1%B1%E9%A0%82%E6%A8%99%E8%AD%98%E2%91%A1k.jpg)
頂上から西の下海岸と函館山を望む。

鞍部へ戻る時に見つけた、西風で吹き付いた雪がV字状に残った樹木。

鞍部に戻って冷たい西風を避け、小尾根の陰で遅めのランチタイムとする(20分間)。

メンバーのIkさんが、2020年12月6日の川汲台場山に続いて鹿の落とし角を発見。

スボリコ山を背景に全体集合写真を撮って、12時55分に下山開始。

鞍部から国道278号線に出て13時35分、小安中央会館に到着。参加メンバー全員の到着と安全を確認し、挨拶を済ませて解散した。
函館市内では明け方から雪やみぞれ、午後には雨に変わる天気であったが、太平洋に近い旧・戸井町では山歩きに大きな支障がある天気ではなかった。ただ西風が冷たく、「寒の戻り」を体感した。
初めて会山行で企画したコースであったが、地形の変化に富んで歩きやすく、山野草も割合多くて楽しめそうな里山であった。情報提供と下見案内をして下さったMさんに感謝します。
函館市在住で歴史的古道を探訪されているMさんに教えを乞うて今回初めてこの山を訪れ、隣りの釜谷富士(243m)と組み合わせて春の気配を探してみた。参加は21名。
【プロローグ】
スボリコ山(右奥)は釜谷富士(左)のすぐ北側にあって、東側の釜谷漁港付近から見ると釜谷富士以上に富士山っぽい。正規の登山コースはないが、山の西側に前記の参拝道が残っている。2月27日、Mさんに案内してもらった下見時の様子は、こちらのブログをどうぞ。
![東面から釜谷富士[左]とスボリコ山 東面から釜谷富士[左]とスボリコ山](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-A%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E6%9D%B1%E9%9D%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%5B%E5%B7%A6%5D%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k.jpg)
【さて、本題】
入り口が施錠された小安中央会館の駐車場に車を置かせてもらい、雪がちらつく中を9時23分に出発。高屋敷川に沿う林道を650mほど入る。途中の農地から北東に、これから辿る尾根とスボリコ山(右奥)を仰ぐ。
![辿る尾根とスボリコ山[右奥] 辿る尾根とスボリコ山[右奥]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-B%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E8%BE%BF%E3%82%8B%E5%B0%BE%E6%A0%B9%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1%5B%E5%8F%B3%E5%A5%A5%5Dk.jpg)
その右手(東側)には、丸くどっしりした姿の釜谷富士。釜谷漁港付近から見る三角形の山容とまったく異なる。

林道はゲート(C60付近)で行き止まりになっており、少し先の右手谷筋を登っていく。登山道はないが、鹿の生息数が多いためか下草は短く歩きやすい。

この日は北海道西海上で動きが遅くなった低気圧を回って西から雪雲が流れ込んだため、うっすらと雪が積もった。針葉樹の枝に積もった雪のデコレーション。

谷から小尾根をゆっくり登って約30分、C193付近の尾根稜線に到着して休憩をとる。ちらついていた雪は、ほぼ上がった。

213mポコに向かう途中で見つけたフキノトウ。

辿る尾根稜線は、樹枝に付着した雪で花盛りであった。

ツツジの木も雪花を纏って美しい。

開き始めたナニワズの蕾も、今日は閉じている。

尾根上にある二つのコブを越えたり巻いたりして、C190付近から最後の登りになる。最初の下見時は左側(北側)の谷から上がる参拝道らしい踏み跡をたどったが、今回は小さな尾根を直登気味に登った。

やや急な登りであるが、雪を被ったナニワズなどを眺めながらゆっくり登ると、頂上稜線が近づいてきた。

頂上稜線は陽当たりが良いためか、至る所で福寿草の蕾が膨らんでいた。ただし、咲き始めた花も今日は休眠。

11時18分、スボリコ山の頂上に到着(登り1時間55分)。2月27日に設置した、当クラブ・Ymさん手製の山名標識が出迎えてくれた。

特に東側が切れ落ちた狭い頂上で、何とか全体集合写真を撮った。
![スボリコ山頂上で全体写真[足りないような…落ちたか] スボリコ山頂上で全体写真[足りないような…落ちたか]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-O%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E5%85%A8%E4%BD%93%E5%86%99%E7%9C%9F%5B%E8%B6%B3%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E2%80%A6%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%9F%E3%81%8B%5Dk.jpg)
短い滞在で頂上を後にして、釜谷富士に向かう。辿ってきた稜線を少し戻り、南西~南に向かう尾根を下っていくと、かすかな踏み跡も現れてくる。樹林帯が途切れると、釜谷富士の頂部が見えてきた。

左手(南東方向)には、釜谷漁港から南東に続く海岸線と、電波塔が建つ汐首山が見えた。

スボリコ山と釜谷富士の間、C170鞍部に到着。広い草原になっていて、鹿の落とし物(チョコボール?)が多い。

鞍部から振り返ったスボリコ山(頂上は右端)。

同じく左手(北西方向)には、辿ってきた里山のような尾根が望めた。奥は、石山(石崎地主海神社の東方)など300m級の山々。

釜谷富士に向かう急な登りに掛かると、ベニチャワンタケ(?)と福寿草のコラボレーションが。

釜谷富士頂上は南北に細長く、東西が切れ落ちた岩稜状になっているので、30mほど手前の安全な場所から5名ずつのグループで入れ替わりながら頂上に立った。頂上の山名標識は二つ。

![釜谷富士頂上の山名標識②[2021年3月12日撮影] 釜谷富士頂上の山名標識②[2021年3月12日撮影]](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub2/20210317-W%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%B3%E5%B1%B1k%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%ABk%E9%87%9C%E8%B0%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E9%A0%82%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%B1%B1%E9%A0%82%E6%A8%99%E8%AD%98%E2%91%A1k.jpg)
頂上から西の下海岸と函館山を望む。

鞍部へ戻る時に見つけた、西風で吹き付いた雪がV字状に残った樹木。

鞍部に戻って冷たい西風を避け、小尾根の陰で遅めのランチタイムとする(20分間)。

メンバーのIkさんが、2020年12月6日の川汲台場山に続いて鹿の落とし角を発見。

スボリコ山を背景に全体集合写真を撮って、12時55分に下山開始。

鞍部から国道278号線に出て13時35分、小安中央会館に到着。参加メンバー全員の到着と安全を確認し、挨拶を済ませて解散した。
函館市内では明け方から雪やみぞれ、午後には雨に変わる天気であったが、太平洋に近い旧・戸井町では山歩きに大きな支障がある天気ではなかった。ただ西風が冷たく、「寒の戻り」を体感した。
初めて会山行で企画したコースであったが、地形の変化に富んで歩きやすく、山野草も割合多くて楽しめそうな里山であった。情報提供と下見案内をして下さったMさんに感謝します。