5月18日(日) 北斗毛無山(登山道整備①-1:丸木橋補修)
毎年この時期の恒例行事となっている北斗毛無山(750.4m)の檜沢の滝までの沢に架かる丸木橋の補修整備と、頂上に至る登山道の倒木処理作業を行った。参加は橋整備組12名(元会員3名と飛び入り助っ人1名を含む)、倒木処理組6名(チェーンソー持参の助っ人1名を含む)の計18名。
先ず、丸木橋組の様子を紹介します。
北斗市中山地区の国道227号線路側帯の駐車場を8時30分に出発し、吊り橋に向かう。いつもの場所にタチカメバソウ(立亀葉草)の群落。
開き始めたニリンソウ(二輪草)。
大野川に架かる吊り橋を渡る。橋の羽目板は5月9日(金)、檜山森林管理署の差配によって敷設された。
清楚なヒトリシズカ(一人静)。
小雨に濡れてガラス細工のようになったサンカヨウ(山荷葉)の花。
吊り橋を渡って大野川右岸の林を抜けた沢に架かる最初の丸木橋は、すっかり流されていた。下流から元の橋材を引き戻して架け直し。
すぐ先の二番目の橋も、全面的に架け替えた。
半分が流された三番目の橋は、残った木材を掘り起こして川幅全体に渡した。
番線とシノで木材を固定し、上面に砂利を敷いて歩きやすくする。
旧道を分けて檜沢の滝に向かう。砂防堰堤脇で土砂が崩れ、2023年5月に付け替えたトラバース道は、今回も無傷であった。
滝に向かう山道の最初の橋も、ご覧のとおり。
ここも、丸木を集めて全面的に架け替えた。
こちらの橋も架け替え。
一息入れながら…。
丸木集めに苦労する箇所もあったが、作業は少しずつ進めることができた。
やや太い倒木を切り出して、がっしりと組み上げた。
檜沢の下にある最後の橋は、毎年にように礫や砂利などが詰まってダム状態になるが、幸いにも流されことが無い。
上方と下方から、スコップで礫や砂利を取り除き、枝や木の根を鋸で切り取って、水の流れを確保する。
これで丸木橋の補修整備作業を終了した。集合写真をとって、下山に向かう。
檜沢の滝の全景。
オオバキスミレ(大葉黄菫)。
キバナイカリソウ(黄花錨草)。
12時40分、駐車場に到着して、ここでランチタイムとする。
春先の三月中旬に大雪が降った影響で雪解けの水量が多かったためか、殆どの丸木橋が流されたり水没したりして渡れない状態であった。このため、橋を全面的な架け替えるなど、作業量は結構あった。しかし、助っ人や元会員の方々の手際の良い作業で、12時ちょうどに作業を完了することができた。
安心して初夏の毛無山を楽しんで下さい。頂上までの登山道整備(倒木処理など)の様子は、次のブログで紹介します。
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