1月7日(火) 函館山・新年交礼会

山楽人2

2020年01月08日 19:21

今年最初の会山行は、新年の交礼会として恒例の函館山。参加者は19名(うち、フリー参加は2名)。

函館山管理事務所の駐車場に集合。10時5分、今年の安全登山祈願のため函館八幡宮へ向かう。宮の森コースの一部が工事・通行止めとのことで、車道を歩いて表参道から階段をあがる。


この冬は雪が少なく、境内も御覧のとおり。


空には巻層雲が創り出す日暈と幻日(太陽の左側にある白っぽい斑点)、上部タンジェントアーク(太陽の上方で日暈に接する、反ったような光の帯)が見られた。


参加者それぞれに参拝と「どんど焼き」焼納などを済ませ、碧血碑を背に七曲りコースの登り口に向かう。


七曲りコースに取り付く。


雪が踏み固められた登山道を、ゆっくりと辿っていく。10番目の曲がり角付近を行くメンバー。


樹林の間から、函館の市街が望めるようになってきた。背景は横津連山(左から横津岳、烏帽子岳、袴腰岳)。


最後の27番目の曲がり角を過ぎると傾斜が緩くなる。C300付近から眺める津軽海峡には、穏やかな陽光が射していた。


空には日暈と上部タンジェントアークがまだ現れており、飛行機雲も見えている。


11時40分、千畳敷展望台に到着。函館市街と横津連山を背景に、集合写真を撮る。


展望台で軽いモグモグタイムとする。この日の函館の最高気温は平年より2℃ほど高い3.3℃、積雪も少ないので皆さん「春のようだ」とのこと。


12時過ぎ、展望台をあとに千畳敷要塞跡地へと向かう。少し上がった笹原から、津軽海峡、尻内方面、函館山頂上(御殿山)、函館市街地を望む。





北西の空に見つけた、波が躍るような積雲の連なり。


千畳敷要塞跡地を訪れた。立ち入り禁止になっておらず、内部を見学できる。この先にかつて、気象庁の気象レーダー観測所が建っていた。当時、この観測所に2泊3日交替で勤務していたというフリー参加の方(元・気象庁職員)から、当時の話を伺うことができた。


下山の旧山道コースに向けて、千畳敷コース林道を辿る。


13時5分、駐車場に戻って下山を終了。


晴れから薄曇りになる明るい空のもと、風が弱くて展望も割合に良く、上々の登り初めになった。
本年も宜しくお願いします。

関連記事