4月29日(金、祝日) 袴腰岳(横津岳方面からの縦走コース)

山楽人2

2022年04月30日 20:00

 袴腰岳(1108.4m)は当初、4月17日に旧横津スキー場からの往復を予定していたが、下部ゲートが25日11時まで開かないとのことで、この日にスライド移行した。4月中下旬の袴腰岳は最後の残雪の山を楽しむ当会恒例の山行で、今回は「会創立25周年記念」の第三座目。参加は10名。

 前線を伴って西日本を進む低気圧の影響で、空には高層雲が広がっていた。気温が上がらなくてやや寒く感じたが幸いに風は強くなく、眺望も良好であった。横津道路上部ゲート手前の駐車場に車を停め、9時5分に出発。横津道路C1050付近の切り通しには、まだ1mほどの吹き溜まりが残っていた。


 その上部(標高点1076付近)は残雪が少なく、笹原が広がっている状態であった。残雪を繋いで第一湿原方面に向かうのはあきらめ、舗装道路を忠実に辿る。遠景は下北半島の山々。


 道路から南西方向には、意外なほど残雪が多い桂岳と、遠方に大千軒岳や七ッ岳が眺められた。


 西方には、雷電山(設計山の南方にある)と、遠くに先日(4月24日)訪れた笹山と八幡岳。


 横津岳頂上にある航空路監視レーダーを眺めつつ、標高点1121がある丁字路を右に折れて登山口に向かう。


 横津岳気象レーダー観測所の脇から登山道に入り、袴腰岳を正面に見ながら進む。この辺りに、残雪はほとんどない。


 第一湿原の手前まで来ると、雪が少し残っていた。


 頂上方面を振り返る。各無線施設が何かを知る人は少ないかもしれない。


 北西隣りの駒ヶ岳(1131m)も、残雪は少なくなってきた。


 第一湿原を過ぎたやや広い雪田から眺める、なだらかな円丘状の烏帽子岳(1078m)と、左奥に袴腰岳。


 第二湿原の縁を回り込む。湿原の中には雪解けの水溜まりが生じ、谷地坊主(スゲ属植物が湿地帯に繁茂して坊主頭のような株になったもの)と思われる盛り上がりが多く見られる。


 10時38分、烏帽子岳に到着して、来し方を振り返る。残雪の縞模様が美しい。


 南南東の方向に、雁皮山の本峰と左手前に北峰(747m)(今年3月27日の訪問はこちらをどうぞ)。津軽海峡をはさんで、下北半島の山々も指呼できた。


 南東方向には、亀田半島の山々。


 10時44分、烏帽子岳をあとにして袴腰岳に向かう。トラバース道にヒメイチゲがたくさん咲いていた。久し振りに対面。


 訪問時期がこれまでより遅かったため、コルに下りる斜面の残雪が少なく、尻滑りは40mほど楽しめただけであった。北東隣りに見えている山は、右に泣面山(834.9m、主峰は左の三角形)、左に熊泊山(817.9m)。


 袴腰岳の登りにかかると、フキノトウがたくさん開いていた。右の黄色っぽいのが雄株、左の白っぽいのが雌株。


 袴腰岳の中腹から振り返る。左に烏帽子岳、奥に横津岳。


 袴腰岳の頂上直下から、左後方(北方向)に鹿部丸山(909.2m)。


 北西方向の駒ヶ岳をズームアップで。画面左端の遠くは狩場山塊。


 11時40分、袴腰岳の頂上に到着し、函館市街や函館山を俯瞰しながらランチタイムとする。ひと段落して、南東~南~南西の方向を眺める。先ず、南東には手前に三森山(842.1m)、左奥に「山」の形に似た三枚岳(585.6m)。


 南南東に雁皮山(743.3m)。


 南南西の右手前に庄司山(570.3m)、陸繋島である函館山(334m)。


 南西には、麓にトラピスト修道院がある当別丸山、左後方に知内山塊の通称・知内岳と岩部岳。


 恒例の全体集合写真を撮る。登ってきた3人パーティと頂上を入れ替わり、12時15分に下山を始める。


 袴腰岳頂上付近のヒメイチゲは、まだ開き始めたばかりであった。


 第二湿原辺りから北方向に、ちょうど100km離れた羊蹄山がうっすらと見えた。


 第一湿原の少し先(横津岳頂上寄り)から笹原に残った雪田を繋いで、横津道路に向かってショートカットを試みた。一部では笹薮を漕ぐ場面もあったが、快適に歩行できる雪が残った箇所もあった。


 14時45分、横津道路上部ゲート先の駐車場に到着して装備を解き、反省点確認と挨拶のあと、車ごとに悪路を慎重に下った。
 残雪タップリとは言えなかったが、少し春の気配が感じられ、名残の雪も何とか楽しむことができた。曇り空ながら遠望も効いて、山座同定に興じることもできた。
 「会創立25周年記念」の第三座目であったが、当初計画のスライド実施だったので参加者がやや少なかったのは、ちょっと残念であった。

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