7月18日(日) 羊蹄山(喜茂別コース)

山楽人2

2021年07月21日 20:30

 「蝦夷富士」の異名を持つ羊蹄山(最高点:1898m、本名?:後方[シリヘ]羊蹄[シ]山)。四つの登山コースのうち、東南東から上がる喜茂別コースを2019年9月以来、2年ぶりに登降した。
 このコースは登山口から頂上までの標高差が四コース中二番目に大きいが、火口壁稜線に出れば直ぐに頂上なので最短コースになる。前回は麓に前泊したが、コロナ禍にあるので、函館を未明に出発して日帰りの登山とした。参加は8名。


道道97号線を喜茂別町に入ってすぐの地点から仰ぐ羊蹄山の雄姿。頂上に笠雲をまとっている。この日の札幌での9時の高層気象観測によると、頂上の標高に相当する高度では北西の風12m/秒、気温約17℃、湿度約85%と、風が強くて湿っていたようだ。


6時45分、登山口を出発する。


エゾアジサイが咲くC480付近から山頂を仰ぐ。頂上付近には雲がまとわりついており、まだ風が強いようだ。


二合目を通過。合目標識はありがたいが、数か所で不明になっていた。


休憩のひととき。


七合目を過ぎたC1520辺り。ハイオトギリとクルマユリに励まされて高度を上げる。


ノウゴウイチゴからエネルギーをいただく。


七合目あたりまでは暑さのため大変だったが、八合目からは風があり、暑さもあまり感じなかった。


頂上直下、御鉢巡りのコースと出会う。


ここで迎えてくれたウスユキトウヒレン。


12時5分、待望の頂上(最高点)に到着。ほかの登山者に、集合写真を撮ってもらう。


頂上から御鉢(父釜)の内部を俯瞰する。


御鉢を巡るコース。


南方に洞爺湖が眺められた。


強い北西風を避け、ルスツ方面や洞爺湖、駒ヶ岳などの展望を楽しみながら、ゆっくりとランチを摂る。


12時45分に下山を開始。以下、コース途中で見かけた山野草をご覧ください。先ず、チシマフウロから。


イワブクロ(タルマエソウ)。


メアカンキンバイ。


ウラジロタデの雄株と雌株。



ゴゼンタチバナ。


クルマユリ。


 16時5分、登山口に到着。帰路は安全運転に徹して19時45分、無事に七飯町役場駐車場に着いて解散した。
 七合目までは気温が高く、標高差1500m超のコースは、やや厳しい登行であった。しかし、天気と展望に恵まれて、充実した一日を過ごすことができた。

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